

昨日6日、周杰倫(ジェイ・チョウ)のコンサートの前に
『我愛你 ウォ・アイ・ニー』のマスコミ試写に行きました。監督は
『北京バスターズ』92
『東宮西宮』96、そして今年日本公開予定の
『緑茶』の
張元(チャン・ユアン)。主演は中国新四大女優の1人、
徐靜蕾(シュウ・ジンレイ)です。
試写状のこのデザインだけ見て「中国のロマンス映画かぁ」くらいの軽いノリで会場に出かけましたら…・・・汗。チョーしんどいドラマでした

。監督の独特の
ドキュメンタリー手法と
ジンレイの熱演で、自分のことのように、お隣さんのことのようにリアルに迫ってきます。よくよく考えると「そんな、ありえないでしょー

」って事件だらけ(笑)、ちっともリアルじゃない題材で、ここまでゾッとさせてくれるとは!
ある男女の結婚生活の寝室での痴話喧嘩の繰り返し。女性である私が観るより、男性が観たらかなり背筋が凍るんじゃないでしょうか。女はコワイです(笑)。
話脱線しますが、今チマタで「大竹しのぶ・凄い女/怖い女」論が語られていますが、ジンレイ演じる妻もそんな感じ。(観たらわかると思います)
ところでジンレイの相手役、旦那さん役の
トン・ダウェイという俳優さんはこれがスクリーン・デビューだそうです。ものすごく頑張ってる。監督はもともと脚本より現場の雰囲気ありきの撮影手法を得意とする人ですから、主演の2人を延々と狭い部屋に閉じ込めてイライラ感をつのらせ演技に反映させる。よくそれを乗り切ったと思います。ジンレイはへっちゃらでこなしてしまいそうな(というより逆にその手法を楽しんでしまうような)雰囲気ですが。で、彼が韓国のユ・ジテにそっくりで(背はぜんぜん小さいが)、monical、気づけばエンディング・ロールまでユ・ジテが演じてるみたいな錯角で観てしまったのでした(爆)。
あー重いなー、辛いなー、ジェイのコンサートのテンション下がったらまずいなー、などと邪念にさいなまれていたら流れてきたエンディング主題歌…

・・・ワンフレーズ聴いて

ふ・ふ・
王菲(フェイ・ウォン)だぁあああ

っていきなりテンション上がり(笑)。だって本当に久々に歌声を聴いたので。
クレジットには作曲が長らく彼女と組んでいる
張亞東(チャン・ヤートン)と出ているだけでタイトルなし。もしかしてこの作品のためのオリジナルを友情出演で、ということではないかと思います。
重くて暗くてかなわん作品だったのは事実ですが、
もう1回観たいかも、というのも本音。
ちなみにmonicalの四大女優好みランキングは(今の気分)、
①周迅(ジョウ・シュン)、
②徐靜蕾(シュウ・ジンレイ)、
③章子怡(チャン・ツィイー)、
④趙薇(ヴィッキー・チャオ)であります。
『緑茶』のヴィッキーやいかに…(手持ちのDVDより試写会を先に観ることになりそう)
3月11日(土)より東京都写真美術館ホールほか全国順次ロードショー
作品オフィシャルサイトはhttp://www.woaini.jp/
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マダム・チャンさん