3月20日、香港國際電影節でワールドプレミア上映、
4月2日香港公開、
5月1日日本公開というスケジュールの
『新宿インシデント(原題:新宿事件)』。
爾冬陞(イー・トンシン)監督が香港の雑誌のインタビューで答えた内容を新聞記事で見てびっくりしました。
私は生まれつき悲観的な人間で、怒りっぽいし、社会の不公平に不満を抱いている。
ショウ・ブラザーズ時代のことは思い出すと吐き気がする。
非常に官僚的なシステムで俳優はただの駒だった。
『新宿インシデント』の中国市場放棄は(ジャッキー・チェンと英皇電影のアルバート・ヨン総帥と)ものの15分で決めた。もちろんそれによる損失には心が痛む。
結婚制度に反対しているわけではないが、結婚で一生の愛を誓い合ったところで全うできるとは限らない。
『つきせぬ想い』の大ヒットで周囲の要求や期待が大きくなり『フル・スロットル~烈火戦車~』撮影時(95)には鬱病を患った。あの時の気持ちはうまく言えないが、何もかもがいっぺんに押し寄せた。完全主義者ゆえに何をやってもダメだと思ったり。自殺を考えた事もあった。撮影が終わってから兄(秦沛/チョン・プイ)に医者に連れていかれ、薬を処方された。何が驚いたって、最後の
『烈火戦車』の時はウツだった、という告白・・・。知りませんでした。
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~ Comment ~
びっくりしました
あんな何もかも恵まれてるような人にも悩みが…。でも中華圏で同じようにうつに悩む人々には逆に希望を与えたかもしれませんね、彼ほどの有名人でも…ということで。