お待たせいたしました。
フィルメックスの合間に、先日来日した
黄秋生(アンソニー・ウォン) のインタビューこぼれ話を少しずつお届けします。
雑誌に書けないようなことをここに書いたら、元も子もないような気がしなくもないのですけれど(爆)。ただ、monicalはわずか二日間の間に触れた彼の人となりにとっても興味を持ったので、それを皆さんと共有できればと思うわけです。
秋生さんと同じくらい口の悪いmonicalですが、それはひとえに秋生さんと同じくらい香港映画を愛しているからであります。
【エピソード1】さて、
『エグザイル/絆』について、どうしても確認したいことがありました。本来ならば監督に聞くべきことなのですが、今回は来日がかなわなかったので仕方ありません。逆にその疑問をぶつけて秋生さんならどう答えるか、実はこれも興味津津でした。
この作品は
“脚本どころか物語すらないまま撮影に入った”ことになっています。
でも、いちおう脚本家の名前がクレジットされています。しかも2人も。
これってどういうことなのでしょうか。
この質問に対する彼の反応には、マジ、
仰天モノ
でした(笑)。
脚本家だって? そんなのいないよ。でもほら、プレスシートにも書いてありますし・・・
どれどれ? 誰だ、こいつ…
あ~~、あの“れんちゃい(イケメン)”どもか? (チャラチャラした奴という意味?)
名前は何だって?(プレスシートを見て)
ふーん、こういう名前なんだ。今初めて知ったよ。(監督が人の名前を覚えない、よく間違えるって暴露していた割には…爆)
あの「できない奴」か?監督にセリフを考えとけと言われても、ひとことたりとも考え出せなかったアホな奴だよ。次はどうするんだ、と聞かれても「あー、うー」と言うばかりで、ひとっつも脚本なんか書いてない。ファンミの寸劇で
呉鎮宇(フランシス・ン)が演じたのは、彼らだったんでしょうか?
あれはまた別の人間のマネだと思うよ。(monical思うに、游乃海(ヤウ・ナイホイ)あたりではないかと)
とにかく大々的にクレジットするような仕事はなーーーんにもしてない出来ない奴らだ。(そんなに何度も言わなくても…と心の中でおびえるワタシ)
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眼をひんむいて(笑)大声で大げさに反応するので(しかもかなりのお怒りモード)、monical内心「しまった、最初の質問で私はもしや大失敗を…」と汗をかいたのでした。
が、次第にあちらもmonicalのテイストを理解してくれたようで(笑)、話は全然『エグザイル』とは関係ない方に発展してしまいました。キネ旬の文字数が多くなかったので胸をなで下ろしました。はは。
次回は「いかに香港映画界がヘタレか」ということで盛り上がった模様など(笑)。
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きんとんさん