今、BS1の放送を見終わりました。
今朝、新聞のテレビ欄で偶然見つけて(笑)。
耳で聴きながらPC乱打。我ながら裁判の速記係みたいな気分でしたー。
さすがNHKで、とても真面目なインタビュー。
全部合っていないと思いますが、乱れ打ちした採録は以下の通りです。
この作品は私に大きな喜びをもたらしてくれました。
撮影現場では毎日800人以上のスタッフが働いていて、それは経験したことのない規模でした。
ウー監督はハリウッドでの経験を持ちかえりこの作品の製作にあたりました。
スタッフもみな自分の一番いいところを出そうとしていたので、現場には常に厳粛な雰囲気が漂っていました。
孫権は大きな野望を抱きながら、周囲からのプレッシャーで実力を発揮できません。そういう状況は今の若者にもよくあることですし、私自身も孫権に似ている部分があると感じます。優柔不断な彼がもがき苦しむ姿を通して、皆に考えてもらいたいと思って演じました。
監督は役者にやりたいようにやらせてくれました。初日に金城武さんと共演するシーンではメイクも衣装もなしに現場に連れていかれて、まず簡単なリハーサルをやらされました。
私たちの演技を見てから初めて、監督は指示やアドバイスを与えてくれるんです。このように演じてくれ、とは言わないので、役者も先入観を持たずに役作りできます。
役者自身が役を感じながら役作りする・・・このようなやり方はとても面白いと感じました。
撮影を進めるうちに、監督が役者に求めていることが次第にわかるようになってきました。
役者自身が感じながら役を成長させていくことが大切なんだと教えられました。
トニー・レオンさんは私にとって見習うべき大先輩です。ずっと憧れてきたし、いつか彼のような役者になるのが夢です。時代劇も現代劇もコメディもアクションも、どんな役も演じられる彼は本当にすごいです。
この映画の中でも彼との共演シーンが多かったのですが、ある日彼が剣を振るシーンがあって、彼は「初めてだから難しい」と言っていたんですが、その様子は本当にすばらしかった。彼からは役者としての一種の精神性を学んだような気がします。
アジアという大きなくくりで物事をみること(撮影)は私には実に新鮮でした。互いによく理解し深くつきあうことが必要だと感じました。国の枠を超えることは今後ますます大切になるでしょう。
撮影現場ではやり方考え方が異なり摩擦もありましたが、目標は同じだから理解し合えたのです。その経験は私にとってとても大きな財産になりました。取り急ぎご報告まで。
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