【バラエティ・アジア】の
英語の記事のタイトルを見たら(笑)、
陳凱歌(チェン・カイコー)監督、
黎明(レオン・ライ)主演の
《梅蘭芳》、ようやく
中国での初日が決定したようです。
12月12日。
現在3時間あるフィルムを編集しているところだそうですが、バラエティ・アジアには
『PROMISE~無極~』の失敗を繰り返せないから監督も大変、と書かれています(笑)。
カイコーさんと
張藝謀(チャン・イーモウ)は
中国第五世代の監督として常に並び称されてきましたが、中国を飛び出してハリウッドと手を組んだりしているうちに、なんだか方向性にも活躍の仕方にも“違い”が出てきたように感じるのは私だけ?
作風については人それぞれ好き嫌いがありますし、作品ごとにも評価が分かれますから比べられませんが、少なくとも
「世渡り上手」はイーモウさんに軍配かと(笑)。
「映画10本作るより大変だった」とオリンピック開会式後に芸術監督の苦労を振り返ったイーモウさんですが、世界中が注目する祭典であれだけアピールしたんですから、ますます“世界の張藝謀”の印象を強めたのは明らかです。スピルバーグが降板したのが幸いしました:笑(そもそも中国がスピルバーグに依頼したのが驚きでしたが)。
『王妃の紋章』でインタビューした時のイーモウさんは、いろんな肩書きは後からついてきて、本人はただひたすらエネルギーを爆発させているだけ、という印象を持ちました。
実際には
『王妃の紋章』も賛否両論はあったわけですが、カイコーさんの
『PROMISE~無極~』よりは
“「どうしましたかぁああ???」度”は低かったと思います(爆)。
だからバラエティ・アジア同様、
《梅蘭芳》が失敗したら、結構致命的じゃないかと心配してしまいます。
最大の賭けは主人公の梅蘭芳を黎明(レオン・ライ)が演じること。 monicalは俳優としてのレオン、決して嫌いじゃないんですが、
なかなかドンピシャリの役柄に巡り合えなくて気の毒だなぁと思っている人。
だから今回、よくオファーを受けたものだと、その
勇気には脱帽しています。
だって120%、名作『さらばわが愛 覇王別姫』と比べられるに決まってるんですから
つまり
張國榮(レスリー・チャン)と比較される・・・
日本では来年公開されるんじゃないかと思います。春に日本が版権を買ったニュースが出ていましたから(でも、最近噂を聞かない・・・)。
もう少し早く完成していたら東京国際のオープニングは『レッドクリフ』じゃなくて《梅蘭芳》だったかもしれないのに(笑) いや、ワールド・プレミアを期待しちゃおうかしら・・・(非常に個人的な希望:笑)
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さて、お気づきかと思いますが、いつも記事の中で
緑色の部分は
報道されている事実、
オレンジの部分は
monicalの個人的な感想ということにしています。
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かずさん
もちろん日本公開のあかつきには、monicalも劇場に行きまっせ!なんだかんだ言って、大監督だし(笑)、レオンだしー。