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2006第7回TOKYO FILMEX

【東京フィルメックス】みんなの感想」『エレクション2』

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Filmex-1.jpg 20061120105559.jpg
   この暗さとこの構図、再び。監督(右)も十分画面に耐えると思いますけど(笑)

 本日東京フィルメックスで上映される『エレクション2(社会)』(2005香港)をご覧になった感想をお寄せください。

monicalの好き度・・・ 

 あぁああ、楽しかったですー。映画自体がじゃなくて(こわかったし2日続けて見られたことが。今回monicalはフィルメックスこの2本だけだったので余計。
 今日はスクリーン縦字幕だったので後部座席が正解でした。それでなくても画面と離れているから、前方座席のお客さんは首が疲れたと思います。
 さて映画ですが、今度は任達華(サイモン・ヤム)があっさり最後に死にました(爆)。これ、永遠に選挙ネタで続けられそうです、はは。(もちろん次に死ぬのはジミー仔ことルイス・クーか)。お話はルイスに焦点が当たっていたのと『Ⅰ』の布石があったので人間関係もクリアだった分、難しくありませんでした。『Ⅰ』でセリフの少なかった林家棟(ラム・カートン)と張家輝(ニック・チョン・カーファイ)が大活躍(笑)。今回カワイソ系はアクションを披露するチャンスもなく殺されちゃった「ロン毛」役の安志杰(アンディ・オン)かな。
 緊迫した危うい人間関係がない分、味わいにはかけましたがルイスは熱演でした。黒いスーツが良く似合う(笑)。白ルイスと黒ルイス(日焼けの度合い)が混在していたような気がしましたが思い過ごし?それにしても、あそこまで冷酷なことが出来る人間は絶対病気だ!と思いました。前にテレビでアメリカの犯罪者のドキュメンタリーを見た時、猟奇殺人の犯人はおしなべて脳が縮んでて、つまり脳の病気なんだと。
 直接血ドバのシーンは少なかったですが「きたっ!」という時にはやはりギュッと目をつぶってしまいました。修行が足りません
 今回『Ⅰ』で編集を担当した譚家明(パトリック・タム)さんがはずれていたのは『父子』の準備に入っていたからでしょうか。編集のタッチがだいぶ違いました。
 それにしてもどこから連れてきたのかサイモンの息子を演じた子役クンのルックス、かなり個性的でしたね・・・。あと、王天林(ウォン・ティンラム)翁の「らせん階段60段ぐらい落ち」のスタンド・インって『SPL』の洪金寶(サモ・ハン)の人と同じかなぁ… どうしてこう、妙な気づきしか書けないんでしょうね。   

鑑賞前のしょうもない話…
 『愛と復讐の挽歌・野望編』『愛と復讐の挽歌』の昔の字幕を直しましたが、発売元が違ったために続いたお話なのに登場人物の名前が違って「なんのこっちゃ」(笑)。今回『エレクション』は配給が決定していますが『Ⅱ』はまだ決まっていないとしたら、ちゃんと名前、合わせてくれたかなー(笑)。
 登場人物が多い場合、名前が全部カタカナというのは覚えにくくありませんか?漢字なら記号として頭に刷り込まれるけれど。地名までカタカナだったから(シャーティンとかチムサーチョイとか)、どれが人名でどれが地名か混乱もするかも。とか言いながら『挽歌』も『バッカ野郎』も名前はカタカナです。こればっかりは発売元の意向なので仕方ないので(涙)。
 一方その逆もあります。名前が出て来るたびに漢字にルビ。これはこれで字幕ごっちゃごちゃですーーーー(笑)。

例えばこんな感じ。1行13.5文字×2行、上の行は上にルビ、下の行は下にルビつき。ここではルビが使えないので想像してください。

おい、梁家輝と邵美が
任達華に殺されたぞ


何だと? あの梁家輝と邵美が
任達華に殺されただって?


・・・・。

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~ Comment ~

 

あびさん
別に確かめたわけじゃないんですけどね(笑)。来日しているとしたら「キネ旬」には載る気がしますが、さて。

 

そうでしたか。ちょっと複雑な気持ちではありますが、忙しいのならやむないですよね。
この取材で、そのうち朝日新聞夕刊あたりにジョニートー監督の談話なんかが出るかもしれませんね。

 

あびさん
来日が間に合わなかったのだと思いますよ。FILMEXは映画祭としては、非常にきちんとしていますし。監督の場合本当にいつも分刻み、来日も日帰りとか1泊とかだったりします(過去)。ちなみにmonicalはマスコミのリストに入っていないみたいで試写状も来なかったし来日も知りませんでしたー(涙)。

 

今ジョニートー監督が黒社会のプロモで来日してるっていう記事をアップルデイリーで見たのですが、来日がフィルメックスには間にあわなかったのでしょうか?
それとも来日してたのに、「忙しくて来日できない」ってメッセージはウソだった?!なんて思いたくないです。

 

もとはしさん
どんなイケメンでもあんな男はイヤですっ(なんだそりゃ:爆)。生々しい血がドバッてシーンが少なかったのか、そういうシーンで目をつぶってしまっていたのか、はっきりしないmonical…(苦笑)。

 

いやー、えぐかったですねー(爆)。
例の犬シーンはかなりきつかったのですが、それでも平然と見られたのは『Ⅰ』や『SPL』のおかげか、それとも空腹に気をとられていたからか?(さすがに夜食はハンバーグではなかったですが)
あのシーンの古天楽の無表情がインパクトあって、深夜バスでもし血を浴びて牛刀を持った彼が夢にでてきたらどーしようと心配したくらいです(なんだそりゃ)。

 

monさん
絶不調の体に「犬」のシーンはさぞ辛かったでしょう(笑)。どうぞお大事に。公開時は万全の態勢で!
家棟はアンディ・ラウ主演の映画には漏れなくついてきますが、いつもラウ様の影(爆)。monicalはずうぅうぅうっと前にチョウ・ユンファとの舞台劇「花心大丈夫」で初めて知って以来のファンです(^^)。

 

体調が絶不調だったため、えぐいシーンに耐えられるかちょっと不安でしたが「Ⅰ」「Ⅱ」ともに思ったよりは平気でした。(ワンちゃんたちのシーンはさすがにきつかったですが)東京国際で見て私の中で人気が急上昇した林家棟がいろいろ暴れてくれたのが、なかなかよかったです。公開される「Ⅰ」ではあまり出番がないので残念~。
見たばかりなのに何回も見たくなる作品でした。「Ⅰ」の公開まであと2ヶ月。今からまた楽しみで~す。

 

Michiyoさん
「放逐」の絶妙なラムシュ、見たいわぁあ。

 

重花丁子さん
うわぁ、残念でしたね。そういう日に限ってなぜか出る間際になって仕事が、って皆経験していると思いますが、神様もいじわる。

 

えっ?ジョニーさん、林雪を「手近に便利に」お使いですか?(笑)「痩身男女」の新宿ロケの休憩時間で、林雪が監督のそばに控えていて、時々肩をもんでいるのを目撃した時、はっきり主従関係が見えました(爆)
「放・逐」も正式に日本公開が決まったら嬉しい!ここでも林雪は絶妙です。

 

出かける直前に仕事が入って、結局、『2』は観られませんでした。観たかったよぉ(泣)。
早く配給が決まりますように……。

 

safraさん
わぁあ、嬉しいニュース。なんだか「ブレイキング・ニュース」(ほどの作品)の大コケでジョニーさん作品はみな腰が引けてると聞いていたものですから。
とにかく監督にはもう少し仕事をセーブしてもらわないと、なかなか来日が叶わないのかも。「柔道龍虎房」で来日の時「あと10年死に物狂いで働く」って言っていた、まさにその通りで。ファンとしては痛し痒しですわん。リアルタイムレスじゃなかったのは、洗濯物を干していたから(笑)。

 

もにかるさん、リアルタイムですね…お仕事ご苦労様です。
会場で小耳に挟んだおまけですが、「放・逐」は既に日本での配給会社が決まっているそうです。ジョニー・トー監督作品は必ず劇場に掛かる位の勢いをつけて、来年は監督に来日してもらいたいものです(笑)

 

Michiyoさん
だいぶ前、監督に林雪(ラム・シュ)の話を聞いたら「日本人は本当にラム・シュが好きなんだなぁ」みたいなことを(爆)。よほど彼に関する質問が多いと見え。その顔ったらハテナマークがいっぱいでした。ジョニー組の雑用係だったもんで、手近に便利に使ってるみたいなことを…

 

safraさん
ミレニアムの黒社会は回帰モードなのでしょうか。monicalも「なんで牛刀、トンカチばかりでカチャ出てこないんだろ」とずぅううううっと思っていました(笑)。そりゃ確かに銃ではあそこまで残忍にはできないし(せいぜい蜂の巣)。そして中国の闇を背負うのは香港の宿命ですね。『Ⅰ』でニックが死ななかったのが不思議です。フツー出血多量でしょ(爆)。ま、香港映画ではよくあることですけど。

 

い、痛っ!(笑)
「1」も「2」も痛い映画だったけど、やはりこれぞジョニーの世界って感じで良かった!
張家輝も古仔もジョニーによって新しい面が引き出されたと思うので、この路線で頑張って欲しい。
林雪は「なごみ」担当?彼が出てくるとホッとするのはファンの欲目かしら。それにしてもあのマスク。かぶってもかぶらなくても同じ顔でしたね(笑)彼は本当にジョニー映画には欠かせない人です!
来年の金像賞って「2」は対象になるんですよね?是非ルイスに主演男優賞ノミネートされて欲しい。

 

西毒再び!と密かにガッツポーズしたワタシ(笑)
ブレイキング・ニュースで大陸から来た殺し屋を演じた尤勇先生、今度は中国本土の食えない公安に。「2」は返還後の香港と本土との関係をシビアに描いて、全く間然とするところがございません。
一度捕えられれば抜けられない泥沼を思って、茫然とするルイス・クーが良いです。殺しにしか生きられないニック、あのシーンで生き残るのが何だかカッコイイと思ってしまうカートン、誰もが男前な映画だなあ、と。
登場する姐さんまでが男前だし(笑)

でも、当分ひき肉はいらない気分です(苦)
カナヅチも勘弁してください…しかし、香港黒社会では今でもあのデッカイ牛刀が主要武器なんでしょうか。

 

優さん
席によってはほんと、視神経疲れますよねー。『Ⅰ』は『Ⅱ』ほど笑いのシーンはありませんでした。林雪(ラム・シュ)も地味な存在だったので。あのマスクみたいなブラックな笑いを誘う小道具が『Ⅰ』にはなかったので。『Ⅱ』が日本で公開になればきっとルイスの新しいファンが生まれることでしょう。黒ルイスは白目がギラギラでこわいー(笑)。

 

もにかるさん、こんばんは。
私はスクリーン向って一番左に居たので、日本語字幕用掲示板とスクリーンの間が空いていたせいで、ずっと視線をきょろきょろさせつつ見ていて肩がこってしまいました。。。(内容の所為で体が強張っていたこともあり(笑))

映像が暗めだったので、黒背景の中で色黒のルイスが登場するとより恐ろしさが増して見えました。(怖かったよー)しかし、スーツばっちり決め、キリリとしたルイスは非常に男前でした。

非常に冷酷なシーンも多い反面、ユーモアも利かせ会場では何度も笑いが起きてましたね。(「Ⅰ」ではどうだったんでしょう?)
ああいうシーンでの林雪の存在は絶妙だと思います。

意味ありげに映されていたのに、あっさり死んでしまった安志杰。是非次回のジョニー・トー作品ではもっと出てくれることを期待してます。(贔屓目)

 

gachapinさん
しばらくですー。『Ⅰ』は来年1月下旬公開だそうです。きっとそれを見たら「なるほど、そういう下敷きがあって・・・」と納得できることいろいろあるかと。

 

お久しぶりです。

エレクション2、わたしのフィルメックスこれ一本です。2から見てど~なんだろ?と思ったけど、良かったです。
大人の映画でしたわ。
きっちり骨太。

 

Michiyoさん
固有名詞、漢字ならみな心の中で勝手に読むと思うんですよ。音読みとか訓読みとか。私はそれでいいと思う。本当に少ない文字数で字幕の悩みはどの翻訳者さんも同じだと思います。

 

昨日私も、チムサーチョイとかカタカナ表記を見て「読みにくい」と思ってしまった。それに字数制限がある字幕には地名にこんなに文字を使ってしまうのはもったいないような気がする。
漢字の方が覚えやすいと思ってしまうのは、漢字でどう書くかを知ってるからかも。香港に行ったこともない、中国語なんてまったく知らない人にはやはりカタカナの方がいいのかな?
人名などカタカナ表記だと逆に思わず「漢字でどう書くんだろう?」って興味津々になってしまいます(笑)時にはその人名の意味が重要なこともあるので。
今夜の「2」楽しみにしてます。
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