fc2ブログ

2006第7回TOKYO FILMEX

【東京FILMEX】みんなの感想:『エレクション』

 ←ちょっと嬉しかった記事:字幕のお話 →◆今日は何の日◆2006年11月20日(月)
Filmex-2.jpg本日東京フィルメックスで上映される『エレクション(社会)』(原題同・2005香港)をご覧になった感想をお寄せください。
この暗さとこの構図。This is ジョニーさんワールド。


 monicalの好き度・・・ .5

 上映前に市山尚三さんから監督メッセージの紹介がありました。ありきたりな(笑)。今撮影中だから来られないとか少しくらい近況報告してくれてもいいのになぁ。

 さて、日本語字幕で見てようやくすこーし人間関係がわかりました(爆)。ジョニー・トー作品ではそれを追求していたらヒジョーに疲れるのでmonicalはいつも物語よりカメラのフレーミングとか照明とか音響とか音楽とかを感覚的に受け止めてばかり(汗)。
 この作品は以前香港で見たんですが、画面が暗いことと喜怒哀楽に乏しい演技で誰が誰やら、誰が味方やら敵やら(寝返ったり裏切りもあったりするし)、とんと物語が??だったのでした。
 そして今回改めて思ったのは、黒社会映画の“いかにも”な音楽じゃないところ(ジョニーさん作品にしてみたら“いかにも”なんですが)、羅大佑(ロー・ダーヨー)のパーカッション(太鼓)のビートがとても心地よかったです。
 さらに、誰も彼もがうすーい表情(ポーカーフェイス)の中で、ひとり思いっきり喜怒哀楽を激しく演じていた梁家輝(レオン・カーファイ)に「ええわぁあああと改めて惚れ、ところが最後にあっけなく“黒社会だけどいい人然としている”任達華(サイモン・ヤム)に殴り殺されるあの展開に「ジョニーさんやわぁああ」。
 古天樂(ルイス・クー)や張家輝(ニック・チョン・カーファイ)や張兆輝(チョン・シウファイ)や林雪(ラム・シュ)は誰も地味でしたなぁ(笑)。とにかくmonicalは単細胞なのでオーバーアクションのカーファイ(梁のほうね:笑)とビジュアルで飛びぬけている王天林(ウォン・ティンラム:王晶のお父さん)の印象が強く。 

 さて、ここからはかなりマニアックなお話ですが、監督お得意の“昔の人の引っ張り出し”、この作品では譚炳文(タム・ビンマン)とか車保羅(ポール・カー)が驚くほどの端役で出ていました。ポールさんはセリフもほとんどなかったような…。間違っているのかも知れないのですが、電車にビクビク飛び乗るメガネさんは、脚本の游乃海(ヤウ・ナイホイ)ではなかったでしょうか…。←執行導演の羅永昌(ロー・ウィンチョン)の方だそうです 毎回アクションを担当している元彬(ユン・ブン)も終盤の「昔の儀式のシーン」に登場していました。

 明日の『Ⅱ』は、この『Ⅰ』から古天樂(ルイス・クー)が飛び出して思いっきり主役です。これ、香港で殆ど目をつぶってたからなぁ。今回は薄目でも見ないと、チケット買った意味がありませぬ…。monicalには十分残酷… 



記事一覧  3kaku_s_L.png 2006回顧
記事一覧  3kaku_s_L.png フリマ
記事一覧  3kaku_s_L.png ♀「さ」行
記事一覧  3kaku_s_L.png 【備忘録】
記事一覧  3kaku_s_L.png 2007回顧(芸能)
記事一覧  3kaku_s_L.png 東京国際映画祭2007
記事一覧  3kaku_s_L.png 中国映画祭2007
記事一覧  3kaku_s_L.png 雑記
記事一覧  3kaku_s_L.png 今日は何の日
記事一覧  3kaku_s_L.png My Works 私のお仕事
記事一覧  3kaku_s_L.png 香港の味
記事一覧  3kaku_s_L.png 香港電影金像奬
記事一覧  3kaku_s_L.png 金馬奬
記事一覧  3kaku_s_L.png 東京国際映画祭2005
記事一覧  3kaku_s_L.png 未公開 1文字
記事一覧  3kaku_s_L.png 未公開 2文字
記事一覧  3kaku_s_L.png 未公開 3文字
記事一覧  3kaku_s_L.png 未公開 4文字
記事一覧  3kaku_s_L.png 未公開 5文字
記事一覧  3kaku_s_L.png 未公開 6文字
記事一覧  3kaku_s_L.png 未公開 7文字
記事一覧  3kaku_s_L.png 未公開 8文字
記事一覧  3kaku_s_L.png ♂ 「あ」行
記事一覧  3kaku_s_L.png ♂ 「さ」行
記事一覧  3kaku_s_L.png ♂ 「は」行
記事一覧  3kaku_s_L.png ♂ 「ら」行
記事一覧  3kaku_s_L.png ♂ 「わ」行
記事一覧  3kaku_s_L.png ♀ 「あ」行
記事一覧  3kaku_s_L.png ♀ 「か」行
記事一覧  3kaku_s_L.png ♀ 「さ」行
記事一覧  3kaku_s_L.png ♀ 「ま」行
記事一覧  3kaku_s_L.png グループ&バンド
記事一覧  3kaku_s_L.png ♂「な」行
記事一覧  3kaku_s_L.png 本・雑誌
記事一覧  3kaku_s_L.png 旅の紀録
記事一覧  3kaku_s_L.png Information*日本
記事一覧  3kaku_s_L.png Information*香港
記事一覧  3kaku_s_L.png 雑学香港
記事一覧  3kaku_s_L.png アンケート
記事一覧  3kaku_s_L.png テレビ/ラジオ
記事一覧  3kaku_s_L.png 香港國際電影節
記事一覧  3kaku_s_L.png 金紫荊獎
記事一覧  3kaku_s_L.png 音楽賞
記事一覧  3kaku_s_L.png ♂ 「た」行
記事一覧  3kaku_s_L.png ♀ 「は」行
記事一覧  3kaku_s_L.png 
記事一覧  3kaku_s_L.png 2006第7回TOKYO FILMEX
記事一覧  3kaku_s_L.png ♂ 「か」行
記事一覧  3kaku_s_L.png 2008年回顧
記事一覧  3kaku_s_L.png 東京国際映画祭2008
記事一覧  3kaku_s_L.png ♀ 「ら」行
記事一覧  3kaku_s_L.png 東京国際映画祭2009
記事一覧  3kaku_s_L.png 香港BOXOFFICE
記事一覧  3kaku_s_L.png スキャンダル
記事一覧  3kaku_s_L.png 2009年回顧
記事一覧  3kaku_s_L.png 東京国際映画祭2010
記事一覧  3kaku_s_L.png 東京国際映画祭2011
記事一覧  3kaku_s_L.png 東京国際映画祭2012
記事一覧  3kaku_s_L.png アーカイブ

~ Comment ~

 

重花丁子さん
2人の演技力なら逆バージョンも面白そうですよね。サイモンがキレ役でカーファイが寡黙役。香港には脂の乗ってる男優が多くて嬉しいです(一方女優はなんだか…)。

 

静のサイモン・ヤム、動のレオン・カーファイといった感じでしょうか。結局、ヤムヤムはいいヤクザで終わってしまうのか……と思っていたら、最後にあれだもの。やってくれます、ジョニーさん。いやいや堪能いたしました。
今日はこれから『2』を観てきます~。

 

safraさん
最前列って折りたたみ椅子じゃありませんでした?だったらプレスの人です。monicalはあれで頚椎捻挫になりかかりました(笑)。
今日の字幕は右のスクリーン投射かなぁ…
同じメンツで王晶(ウォン・チン)のドタバタ・パロディみたいです(爆)。杜VS王は天敵だからあり得ないかな(笑)。

 

やはり、朝日ホールは座席が重要です…今回はちょっと失敗(笑)。一番前の人が姿勢が良くて、画面の丁度字幕の部分を頭で隠しまくっていただいたので、斜めで見ました。肩こったです。

いや、題材も緊張感溢れる「肩こり映画」だったんですが。キレるカーファイ、何事かを秘めているルイス・クー、殺しのシーンがひたすら怖いニック・チョン、ちょっとホッとできるのはカートンとラム・シュってどんな映画なんだ一体、と。
「兄弟」「親子」となるのはこういう意味だよなあ…その裏切りには死を持って報いる。「会」のためには手を汚す事を厭うことは一切無い。クールにして実は熱いんだが、沈んだ画面に逆光の多用がいい感じです。前剪にタム監督のお名前を見ておお、と思いましたが、場面ごとの息の長さが、ちょっと普通の香港映画とは違うように思いましたです、はい。
今日はどんな席かなあ…

 

もとはしさん
カンヌでは嘔吐する客もいたって(笑)。ジョニーさんの暗黒映画に出ると決まったら、みな無意識に男前度が上がるのかも(笑)。ずっと前、香港のバーで偶然すぐそばの席にン・ジャンユーとニックが座ったんですが、いずれ劣らぬイイ男でしたぁああ。

 

去年のカンヌ番組@ムービープラスで流れた映像がかなりきつかったので、大丈夫かしらと半分覚悟して行ったのですが、思ったよりグロくなくて安心しました。黒社会だからホントにアンダーグラウンドなわけですが、出てくる男たちはみないい味を出していて、もう堪能しました。ヤムヤムの暗い微笑、カーファイの血圧上がり気味演技、黒く男前を発揮している古天楽はもちろん、ラム・カートン&ニック・チョンが今までになく男前だったので見直しました。
今夜は『2』を観ます。半分楽しみ、また半分覚悟というかなんというか…。

 

とりさん
ほんとだぁあああ!ものすごいギャップぅうう!師父は韓国映画の武術指導もしてるんですか!へぇ、初めて知りました。香港じゃジョニーさん一辺倒ですもんね。

 

元彬って韓国語読みするとウォンビンですよね・・・この名前を見るとこの元彬とあのウォンビンのギャップにいつも笑えてきます(笑)。でも元彬しーふーも韓国映画で武術指導など手がけてますから韓国では「ウォンビン師匠様」などと呼ばれていたのでしょうか(爆)。

 

あびさん
注目作の30代40代俳優って同じ人たちが引っ張りだこ。スタッフの出たがりが多い香港ですが、そう言えばジョニーさんは出てきませんね。ヒッチコックみたいに葉巻加えたシルエットでも出たら大うけなのに(笑)。

 

ユウさん
字幕で意味わかって見たほうが、「そら」恐ろしい気分は軽減されます(笑)。私もそろそろこの手の作品に慣れておかないと…まだ字幕はできません。『ワンナイト イン モンコック 旺角黒夜』もゼーゼーでしたから。

ロン毛の 

無間道シリーズで刑事だった人がまた刑事役で出て今したがなんだか妙なロン毛(しかも似合わない)で出てくるたびに釘づけでした(笑)
遊乃海→私もあの人ずっと遊乃海だと思ってましたっていうか痩身男女のロケの時にもずっとそう思ってました(^_^;)

 

前にdvdで見ましたけど、怖かった...カーファイさんもサイモンさんもそこまで怖い演技を見せるとは思ってませんでした。すごくよく作られた映画ですけど、本当リアルに怖くて、終わった時には体までふらふらして来ました。日本語字幕も見てみたいけど、これまた見たら多分寿命が縮むかも知れません(涙)。それでも見たいと思うのがファンの心理ですね。(笑)

 

みそさん
カーファイさんは、以前インタビューした時、かなりの変人と思いました(爆)。だからあの切れ具合、好きですー。作品はイマイチでしたが『長恨歌』も素晴らしかった。この作品で1人人間臭いのは、やはり監督の要求だったんでしょうか。久々にコメディも見たいなぁ。旧作「黒金」、どこか買ってくれないかなぁ。(ファンってわがまま)

 

サイモンのファンの方には申し訳ないですが、この映画はやっぱりカーファイさんのものかなぁ...と。
この方、見るたびに演技パターンが違う気がするんです。どうでしょ、その辺。
サイモンさんももちろん演技の幅は広いのでしょうが、いかんせん望まれてるものが...

 

ゆずきりさん
あの「かっちり」感は譚家明(パトリック・タム)の編集力も貢献していますね。林家棟(ラム・カートン)、痩せてましたー(笑)。とにかく何度も見たらハマリそうな「スルメ」映画のような気がします。「Ⅱ」をテアトルが買ってくれるかどうかは「Ⅰ」の成績次第でしょうか…

 

過不足なくかっちり作られてて、とってもおもしろかったです。
もろにグロく残酷なシーンも少なかったし。
とにかくレオン・カーファイにしびれました。ああいうふるまいは「上品」とはいえないのかもしれないけど、それでも色気がある!ほんとに凄い人だと思います。ヒドイ人なんだけどいい人にも見えるんですよね、なんだか。
ラム・ガートンもいなせな兄ちゃんでかっこよかったと思います。ラム・シュとのやりとりも、笑えました!
そうだ、このふたりだけでも来てくれたら、大ウケだったでしょうに。
「Ⅱ」は見に行けないので残念、間をあけすぎずに公開してほしい!
「I」が大入り満員になるよう周囲に宣伝します!

 

Michiyoさん
この作品に限っては物語がわかりやすい「Ⅱ」を先に見たほうが「なるほど」かもしれませんね(笑)。そうそう、思い出しました、Needing Youのタクシー運転手!そう言えば「父子」でも余偉國(ダニエル・ユー)さんが運転手。運転手役って今後のチェック事項かもかも。

 

私は「黒社会」を見ないまま、香港で先に「2」を見てしまったので、今日「1」を見て、「お~なるほど。2のあそこに繋がるのね」という感じで見てました。
ヤムヤムって「上品なヤクザ」ですよね。身のこなしがスマートでとても物わかりが良さそうに見えて、残酷さが表面に出てない分、実は一番恐いかも。
羅永昌はトー映画にはちょこちょこ出てますよね。「Needing You」では広州のタクシーの運転手。「ミッション」では中華料理屋の人だったと思います。「ダイエットラブ」の新宿ロケで彼を見た時は感動した(笑)だってめったに見られる人じゃないから。

 

KEIさん
ご指摘ありがとうございます。どっちがどっちだか区別がつかなくてー(笑)。本文訂正しました。monicalはトーさん色はⅠの方が強いと感じましたがさて…(あまりちゃんとⅡを直視していないので)。

 

あの電車に乗る人は游乃海ではなくて、助監督の羅永昌だと思います。
結構いろんな映画で活躍してますよね(笑)
私もキャセイのテレビ画面で観たきりで???だった部分がすっきりしました。
映像はトー節炸裂といった感じで堪能しましたが、話の方は、明らかに2へ続く…っていう終わり方ですね。明日、覚悟して望もうと思います。

 

shさん
入場がギリギリになってしまったので、ろくなご挨拶もせず失礼しました。任達華(サイモン・ヤム)は金像奬を取ったカーファイに比べてアップシーンが少なかったしますね。しかも押さえた演技だから目立たない。悪い警察官と真面目?なヤクザ、その演技の使い分けって彼の中でどうなってんだろう?と素朴な疑問(笑)。

 

相変わらず素敵でお元気なmonicalさんで嬉しかったです。
『ドッグ・バイト・ドッグ』と同じく、見る前からドキドキだったのですが、見終わったら流石にジョニー・トー、あっという間の101分でした。好きな映画かと言われたら微妙ですが・・。しかし大画面でないと暗くて判らない画像ですね。明日の2が楽しみです。
monicalさんの解説付きでマニアックな出演者を捜したと言うのが今一番の夢です。
蛇足ながら、金像主演男優奨がサイモン・ヤムで無かったのが不思議と知人と話しました。
管理者のみ表示。 | 現在非公開コメン卜投稿不可です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

【ちょっと嬉しかった記事:字幕のお話】へ  【◆今日は何の日◆2006年11月20日(月)】へ