fc2ブログ

香港國際電影節

【 香港國際電影節 】 記事一覧

香港力・《香港四重奏》

香港國際電影節

昨日アップできませんでごめんなさい。
さんざんためましたが、いよいよ《香港四重奏》について。

香港国際映画祭では短編を集めた上映4回に散りばめられていた香港の監督作を、フィルマートでは《香港四重奏(Quatro Hong Kong)》のタイトルで試写がありました。Brand Hong Kong presentsとまず出てニヤリ。

上映順に感想を。

【赤地(Red Earth)】
赤地1 赤地2 赤地3
監督: 羅卓瑤(クララ・ロー)
脚本: 方令正(エディ・フォン) 羅卓瑤
出演: 呉彦祖(ダニエル・ウー)
言語: 英語・北京語    上映時間: 22分


グランドハイアット(だと思う)の部屋にいる呉彦祖(ダニエル・ウー)の英語のモノローグと彼が撮影した写真のスライドショーで物語は始まります。
男は女を待っている。曖昧な約束。
10日、20日、40日、60日。女は来ない。

その間に彼はいろいろなことを考えます。
もし太陽が沈まなかったら…。それは世界の終り。
世界の終りは誰にでも平等にやってくる。ホームレスにも億万長者にも。
もし太陽が昇らなかったら…。闇の中で何が記録できるというのか。どんな記憶を残せるというのか。

非常に観念的な作りですが、強いメッセージ性に目はくぎ付けでした。
ストーリーが面白いとか、そういう感じではないのですが、本気で「地球は危ない」と深刻になっちゃった。
そして映像もモノローグも素晴らしかったです。

monicalの印象にとても強く残ったのは、これまでと違うダニエル・ウーの役作り。
中で彼はそのままABC(アメリカ生まれの中国人)の役を演じているわけですが(ネイティブな英語とたどたどしい北京語)、英語は普段、素の彼が話す英語とはまるで違うものでした。
「お、彼なりに相当役を作り込んでいるな」と妙に感心し、ちょっとご機嫌(笑)。
いつかまたチャンスがあったら彼にそのことを聞いてみたいと思います。


【生炒糯米飯(Fried Glutinous Rice)】
生炒糯米飯2 生炒糯米飯3 生炒糯米飯1
監督: 邱禮濤(ハーマン・ヤウ)
脚本: 李敏(エリカ・リー)
出演: 子役(名前不明) 杜宇航(トー・ユーホン) 候煥玲(ハウ・ウンリン)
言語: 広東語    上映時間: 13分(10分表記もあり)


おや?このロケ地も《歳月神偸》と同じ永利街かな…(不明)。
主人公の少年は街角の屋台で売っている“生炒糯米飯”が食べたくてたまりません。
日ごろのお小遣いでは替えず、お年玉でやっと買いに行くのですが…
少年は大人になって、中華料理店で高級な生炒糯米飯を食べられるようになりました。
特別の思い入れを込めて。
StreetAngels+1996-13-t.jpg ナレーションは屋台のお婆ちゃん。
 これまでの多くの香港映画でたくさんのお婆ちゃん役と言えばこの人、候煥玲(ハウ・ウンリン)さん。
 セリフはほとんどないのですが、黙々と淡々と炒飯を作る姿がステキです。
 わずか13分ですが立派に物語が成立していて、monical、泣いてしまいました。
 ノスタルジーという意味では13分に凝縮しているぶん、《歳月神偸》や《月滿軒尼詩》より濃く感じます。

 


天后・點心皇 単純なmonicalは、140ドルしてもいいから(大人になった少年が食べる値段)食べようと
 ネットでそのメニューがあるレストランを探したりしましたが、
 神様のおひき合わせか、ホテルの近所の24時間飲茶屋(男性おひとり様御用達の店らしい)に
 それを発見! このセットで26ドル(320円)くらいだったような記憶です。
 まさに映画に近い「庶民の」生炒糯米飯。
 おやじさんだらけの店内でうっとりモチゴメをかみしめたのでした(あ、脱線)。
 そのお店の情報などは、今度、食べたものエントリーで。

【偏偏(We Might as Well be Starangers)】
偏偏3 偏偏2 偏偏1
監督・脚本: 麥曦茵(ヘイワード・マック)
企画: 李公樂(リー・コンロッ)
出演: 徐天佑(ティンヤウ) 楊淇(ケイト・ヨン)
言語: 広東語    上映時間: 20分


最近、ティンヤウ君が存在感増してます?東京国際映画祭で上映された彭浩翔(パン・ホーチョン)監督の「AV」や何宇恆(ホー・ユーハン)監督作「心の魔(心魔)」。アイドル(黄又南/ウォン・ヤウナムとのユニットShine)から脱却して2人とも渋く活躍しているのが嬉しくて。
相手役の楊淇(ケイト・ヨン)との相性バッチリ。こういう若手にこれからどんどん頑張ってほしいです。
《烈日當空》で鮮烈な監督デビューを果たした女流監督は彼らと同世代。
つまり等身大の今の香港の若者の生態がリアルに描けているわけです。
まるでドキュメンタリーのよう。
舞台となっている夜の九龍サイド、佐敦(ジョーダン)や油麻地(ヤウマーテイ)や尖沙咀(チムサーチョイ)の街を、こんな若者たちがいるんじゃないか、思わずキョロキョロしちゃいました。
このスタッフ・キャストで長編を作って欲しいなと思ってみたり。

【黄色拖鞋(The Yellow Slipper)】
#40643;色#25302;鞋1 #40643;色#25302;鞋2
監督・脚本: 陳果(フルーツ・チャン)
出演: 簡仲宜(ジョーイ・カン) 馮楚(キティ・フォン)
言語: 広東語    上映時間: 12分(11分表記もあり)


陳果(フルーツ・チャン)と言えば“返還三部作”で香港を描く監督という印象が強かったのに、
いつの頃からか中国でばかり(北京語の)仕事をするようになって淋しい思いをしていました。
そうしたら、アニメーションタッチ(実写版をCG加工したもの)という驚きの手法。
なんか、監督らしくない~(というのはmonicalの勝手な思い込み)。
そしてここで監督が語るのは、黄金期の香港映画です。
小さいころお母さんがよく連れて行ってくれた映画館…。
なるほど、李小龍(ブルース・リー)や周潤發(チョウ・ユンファ)の映像を
そのまま使うわけにもいかない、という事情があったから加工したのかしら(これも勝手な想像)。
なので視覚的にはとても興味深いものだったのですが、
「メイド・イン・ホンコン」のような衝撃はなかったのが残念です。


****************************************

この4本をまとめて見ることに意義があると思います。
香港映画人のノスタルジーや、若い才能の志向や、実験的な試みや、いろんなものが垣間見えるからです。
だからと言って決して商業的ではない。

これらの作品はある意味、香港映画人による香港人のための香港再発見を目的として作られたのだと思います。
残念ながら、短編コンペティションでは4作品ともグランプリは逃しました。
しかしこういう品こそ、日本の映画祭で上映して欲しいと熱望するmonicalなのであります。
スポンサーサイト



▲PageTop

“BRAND Hong Kong”な映画たち

香港國際電影節

昨日は張國榮(レスリー・チャン)の命日でした。
そしてご存じ?のように、monical、もうさすがに公言したくない年齢に突入しました

毎年それなりに有意義に過ごしてきたつもりですが
昨日に限っては選択を間違えたというか、自分的には最低なン歳の初日になっちゃった。

というのも、話題のdocomoのスマートフォン、Xperiaを10時の発売と同時にゲットしたからです(やるきマンマン)。

今までPCのネットとガラパゴス携帯しか使っていなかった身に、
PCと携帯が合体したスマートフォンというものがそう甘いものではないことを思い知りました

十年一日のごとく、
取説は「何いってんだか、さっぱりわからん」
「それ、もっと早く言って(もっと前のページに載せて)よね~」ばかり

格闘は丸一日に及びました。

まぁ、お陰さまでどうにかこうにか使えるようになったのですが
あまりに疲れてちっとも嬉しくない、というのが正直なところです

************************************

さて、今回の香港行きは、1年ぶりだったから、ということ以外に
とても収穫の多い、また考えさせられることの多いものになりました。

確かに古き良き香港娯楽映画の味わいをたっぷり盛り込んだ新作がゴロゴロしていて
「ふむ、ついに香港映画人も、いい加減中国の言いなりにうんざりし始めたな、しめしめ」
非常にご機嫌だったのですが・・・

はた、と気付きました。

80年代~90年代、黄金期の香港映画を知っている(リアルタイムで観ている)人たちには
ノスタルジーもあって支持されるだろうが、
その頃生まれて、テレビやDVDで見た若者たちには受け入れられるのだろうか・・・
彼らは、派手なCG、3Dを使わない、刺激的な映像のない作品を面白いと思うのだろうか・・・


その一方で…

これからの香港映画産業を担う若きクリエイターたちは
中国主導の映画製作なんてまっぴらゴメンと思っているかもしれない。
すべてが「ゼニ」じゃないんだって思っていてくれているなら
希望はあるかもしれない。


もちろんmonical的にはこちらに期待したいところです。

香港四重奏チラシ 香港国際映画祭では
 短編映画特集でバラけて上映された4本の
 香港の監督による短編に感動しました。
 明日はそのお話をしたいと思います。

 ただし、監督は羅卓瑤(クララ・ロー)、邱禮濤(ハーマン・ヤウ)、陳果(フルーツ・チャン)
 若いのは84年生まれの麥曦茵(ヘイワード・マック)だけなんですが(笑)。

▲PageTop

香港ミュージックフェア

香港國際電影節

20日~22日の3日間、會展(コンベンションセンター)ではHKMF(香港ミュージックフェア)が同時開催されていました。
香港に限ったことではないのですが、音楽産業は低迷。
そもそも香港ポップスを世界に発信、というのはやや無理があるわけで(笑)、
その意味では非常にローカルなイベントという印象でした。

もちろん海外からも出展はあるのですが目立ちません。
香港のレコード会社(こういう言い方、もうそぐいませんよね:笑)各社が
自分とこのアーティストの商品を並べている、という感じです。

HKMF会場1  HKMF会場2
なんだか学園祭・文化祭のノリ(笑)。

前は特別展示などもあったのに今年は大きな展示はありませんでした。

なのでたった30分会場を回って写真を撮っただけですが
懐かしい展示品を発見しましたので、それをご紹介します。

香港ショウビズのお母さん的存在の一人、陳淑芬(フローレンス・チャン)さんの会社(演出業協會有限公司)のこれまでの仕事(香港コロシアム・コンサート)のポスター展示です。

★HKMD-1997《雪狼湖》初演のポスター  ★HKMF-2001張國榮熱・情演唱會のポスター  HKMF-梅艶芳 経典金曲演唱會ポスター
左;張學友(ジャッキー・チュン)1997広東語ミュージカル《雪・狼・湖》初演
中:張國榮(レスリー・チャン)2001《熱・情演唱會》
右:梅艶芳 (アニタ・ムイ)2003《經典金曲演唱會》

HKMF-劉徳華ビジョンツアーのポスター  HKMF-2007鄭秀文演唱會ポスター  IMG_4818.jpg
左:劉徳華(アンディ・ラウ)2004《Vision Tour演唱會》
中:鄭秀文(サミー・チェン)2007《Show Mi演唱會》
右:郭富城(アーロン・クォック)2008《舞林正傳演唱會》

▲PageTop

林超賢新作《火龍》

香港國際電影節

リッチー版ポスター  FILMART (14)  レオン版ポスター

《火龍 Fire Dragon》 

2010香港 II B (発行:メディアアジア)

香港公開:04/01/2010

監督:林超賢(ダンテ・ラム)

脚本:呉煒倫(ジャック・ン)

アクション設計:銭嘉樂(チン・カーロ)…出演せず 黄偉輝(ウォン・ワイファイ)

キャスト:
 黎明(レオン・ライ) 任賢齊(リッチー・レン)  王寶強(ワン・バオチャン) 廖啓智(リウ・カイチー)   
 徐若瑄(ビビアン・スー)  葉璇(ミシェル・イエ) 楊崢(ヴァネッサ・ヨン)


公式サイト http://www.mediaasia.com/fireofconscience/

★100323「火龍」舞台挨拶@HKIFF (19)  ★100323「火龍」舞台挨拶@HKIFF (4)  ★100323「火龍」舞台挨拶@HKIFF (15)
大挙して舞台挨拶         レオン・ライ&ダンテ・ラム監督  リッチー・レン&ビビアン・スー

★100323「火龍」舞台挨拶@HKIFF (7)  ★100323「火龍」舞台挨拶@HKIFF (5)  ★100323「火龍」舞台挨拶@HKIFF
ミシェル・イエ&ワン・バオチャン リウ・カイチー&ヴァネッサ・ヨン 左:チン・カーロ

林超賢(ダンテ・ラム)監督と言えば警察映画
デビュー作の「G4特工 OPTION ZERO(G4特工)」(97)以来、「BEAST COPS 野獣刑警(野獸刑警)」(98)、「重装警察(重裝警察)」(01)、「ヒート・ガイズ 傷だらけの男たち(重案黐Gun)」(04)、《証人》(09)、そして4月にやっと公開になる「スナイパー:(神鎗手)」(09)などなど。

実はmonical、1986年の李翰祥(リー・ハンシャン)監督、梁家輝(レオン・カーファイ)主演作「火龍/ザ・ラスト・エンペラー(火龍)」の印象があって、ポスターを見るまで北京語で中国との合作でと勝手に妄想していたのでした(ざんげ)。レオンやリッチーのいろいろな情報を知っていたにもかかわらず、です(苦笑)。  

“火龍”焼かれた龍、すなわち火葬された皇帝のことで、愛新覺羅溥儀が歴代で唯一火葬の屈辱を受けた皇帝であるという意味。これが86年版のタイトル。

そして本作、ダンテ・ラム監督版の“火龍”はファイヤー・ドラゴン・ダンスのことでした。

こういうやつ。
★W020090914574379489806




 これと同じ光景が映画に登場するのでした。

レオンは出世にまるで興味がない仕事熱心だけれど粗暴な髭面刑事、
リッチーはクールでまるで銀行員みたいな身なりの(笑)スマート刑事。

いろいろひねりを入れたストーリーになっていて、激しいドンパチや暴力シーン以外に
2人の男の心理も描かれてミステリー要素もたっぷり(けっこう意外な展開です)。

タイトルのあとの導入部分は3D映画のような面白い工夫があって
「きゃ~、なんか面白そう!」という出だし。

始まってみれば、なんだか80年代のアクションムービー(「男たちの挽歌」とか)を彷彿とさせるような作りで、非常に馴染みがよかったです(笑)。

レオンの髭は「つけひげです」というのがあまりに見え見えなので
最初に登場した時、変装して張り込みをしているのかと思いましたが、最後までコレでした(爆)。
せっかくなら本当に生やせばよかったのに(あ、こんなにボーボーには生えないのかな:爆爆)。

全編広東語。
リッチーの広東語は吹き替えらしいですが、だとしたら声の似た人が担当しているような(未確認)。

キャストの中で役柄的にも非常に目立っていたのは王寶強(ワン・バオチャン)でした。「イノセントワールド -天下無賊-」(04)で純朴な農民青年を演じた時にも「誰これ?」って印象に残った中国の俳優さん(彼は劇中でも北京語)。

ビビアン・スーやミシェル・イエも作品に雰囲気と深みを与えてはいるものの
これは明らかに男臭さプンプンの“男の映画”だったのでした。

しつこいようですが、この作品がⅡB指定《志明與春嬌》がⅢ級って・・・
というくらい「痛かった」です・・・

▲PageTop

彭浩翔新作 《志明與春嬌》

香港國際電影節

ap_20100307111221957.jpg  FILMART (12)

《志明與春嬌》Love In A Puff (発行:MediaAsia)

監督: 彭浩翔(パン・ホーチョン)
脚本: 彭浩翔+麥曦茵(ヘイワード・マック)
出演: 楊千嬅(ミリアム・ヨン) 余文楽(ショーン・ユー) 
     張達明(チョン・ダッメン)繆非臨(ミウ・フェイラム)
     徐天佑(ティンヤウ) 司徒慧焯(ロイ・ゼトー)


公式サイトhttp://www.mediaasia.com/loveinapuff/


映画祭&FILMARTでの観映がスケジュール上無理だったので、
25日夜、ホテルからいちばん行きやすいUA太古城(太古城中心)で観てきました。

ラッピングバス《志明與春嬌》 なにしろ座談会で真正香港映画の復活の兆しを見てご機嫌だった直後、
 灣仔(ワンチャイ)フェリー乗り場前で《志明與春嬌》の宣伝ラッピングバス
 にまで遭遇してしまい、
 フィルマート終わってもう映画はお腹いっぱい…と思っていたのに、
 ホテルに荷物を置いて財布とカメラだけ持って迷わず
 映画館に向かっていたのでした(爆)

まず彭浩翔(パン・ホーチョン)の監督作を振り返ってみましょう。
 01年「ユー・シュート、アイ・シュート」買兇拍人
 03年「大丈夫」
 04年「ビヨンド・アワ・ケン」公主復仇記
 05年「AV」
 06年「イザベラ」伊莎貝拉
 07年「些細なこと」破事兒
 07年「出エジプト記」出埃及記

それぞれに個性的な作品ですが、《志明與春嬌》中でもいちばんマイルドな作品という印象でした。
2007年1月1日から香港では公共の場所で煙草が吸えなくなって、
街のいたるところに喫煙所が設置されています。

そこで知り合った男女(ショーンとミリアム)が1週間で恋に落ちて
最後は一緒に禁煙するというラブ・コメディ


ところがこの作品、なぜかⅢ級指定

裸もない、暴力もないのに、です。

問題は「粗口(ちょーはう)」
教育上よろしくない汚い言葉や卑猥な隠語などが
“タバコ場”に集った男女の会話に多々登場する“らしい”んです。

4月1日から公開になる黎明(レオン・ライ)&任賢齊(リッチー・レン) の犯罪映画《火龍》
ⅡB指定なのを考えると、どうも釈然としません。
粗口>暴力 ということなんでしょうか?

そんなわけで、おっそろしく早口で飛び交う粗口にはmonicalもまったく追いつけませんで
おおまかなストーリーしか把握できていないわけですが
ショーン(が演じる役柄)に完璧にノックアウトな感じで(爆)
うっとりできただけでも大きな収穫だったのでした。

今までのショーンとはちがった味わいです。
落ち着きのない年上女(ミリアム)を相手に、妙に冷静だけれども心は温かい、
そんなショーンに惚れました(笑)。

これが日本で公開になったりしたら
ショーンのファンが激増するんじゃ、と思うのはひいき目にすぎるでしょうか。
(ってぐらい惚れた←しつこい)

ちなみにミリアムはもうすっかり大女優の風格で安心して見ていられます。
なかなかお似合いの2人。

粗口も含めて、日本語字幕で観たい作品の1本。

最後に蛇足ですが、
UA太古城はすっかりリニューアルしておりました。
椅子がとーーーっても良くなってました。
香港島サイドで英皇道をひたすら行く2番バスに乗ると、劇場入り口の前に停まります。
映画が終わって裏口から出たら道を渡ったところが地下鉄入口。
この往復はとてもお薦めです。

銅鑼湾(コーズウェイベイ)のUA時代廣場に人をかきわけて行くより
ストレスがたまらないと思うのは、人混みが苦手な私だからかもしれませんが。

UA太古城

     

     

     

リニューアルしたUA太古城 (2) リニューアルしたUA太古城

▲PageTop

座談会 【香港電影 - 合拍片以外的空間】

香港國際電影節

今日でフィルマートは終幕。最後に一般公開座談会(つまりやっと広東語での開催)【香港電影 - 合拍片以外的空間】・・・香港映画、合作以外の余地というようなニュアンス・・・を「見て」きました。
この録音を起こすのはそう簡単なことではないので内容はここでは報告できません。ごめんなさい。

進 行 役: 鄭碧雪(ロナ・ティー)← 余偉國(ダニエル・ユー)監製・監督の夫人でプロデューサー
パネリスト:
 張婉婷(メイベル・チャン)… 《歲月神偷》 プロデューサー
 陳慶嘉(チャン・ヒンカイ)… 《人間喜劇》 監督
 鄭丹瑞(ローレンス・チェン)… 《分手說愛你》 プロデューサー
 彭浩翔(パン・ホーチョン)… 《志明與春嬌》 監督
 杜汶澤(チャップマン・トー)… 《前度》 監督 & 《人間喜劇》 出演
 曾國祥(デレク・ツァン)… 《前度》 出演


このメンツでわかるように、香港以外の国の出資を仰がず、香港だけで資金を集めて製作した今年の新作の面々です。願わくば《分手說愛你 Break up Club》の監督、黄真真(バーバラ・ウォン)にも出て欲しかったです。

こういう座談会が企画されたということは、香港政府が「真正香港映画」の復活に動き始めたのだと思いたいです。
機会があればいつだって映画を作っていたい、と全員いっせいにわーわー(笑)。
でも・・・合作はいろいろ規制が多くて作りたいものが作れない、というのも一致していました。

この中でいちばん喋ったのは誰だと思いますか?
私たちの印象ではチャッピー(杜汶澤)と思いがちですが、あにはからんや、
メイベルさんだったのでした(笑)。
チャン・ヒンカイとデレクは殆ど聞き役。
ローレンス・チェンは合いの手を入れる役。

FILMART座談会:香港電影 (2) FILMART座談会:香港電影 (8)

FILMART座談会:香港電影 (6)   FILMART座談会:香港電影 (13)   FILMART座談会:香港電影 (12)
張婉婷(メイベル・チャン) 鄭丹瑞(ローレンス・チェン)陳慶嘉(チャン・ヒンカイ)

FILMART座談会:香港電影 (15)   FILMART座談会:香港電影 (20)   FILMART座談会:香港電影 (3)
彭浩翔(パン・ホーチョン) 曾國祥(デレク・ツァン)  杜汶澤(チャップマン・トー)

▲PageTop

香港FILMART本日終了

香港國際電影節

22日から始まった香港フィルマートは本日終了します。
毎回最終日はほとんど撤収のムード。
売買交渉は中2日と会場の外で行われている感じです。
monicalも5回目ともなるとさすがに学習して
新作のフライヤー(英語)を鬼のように(笑)集めて回るのは
2日目の午前中。
集めるだけ集めて何も読んでいませんが(英語読むの苦手)。

会場の様子を写真でご紹介します。
入ってすぐの正面ブースは去年と同じく
寰亞(メディアアジア)、英皇(EEG)、影王朝(王晶の)です。
各社、「今年はコレに賭けますわよ」という作品のディスプレーをしています。

100322FILMART会場 (15) 100322FILMART会場 (8) 100322FILMART会場 (7)
影王朝                寰亞MediaAsia      英皇EEG


※以下の写真は迷路のような会場をぐるぐるして撮影したのでアットランダムです。

100322FILMART会場 (2) 100322FILMART会場 (3) 100322FILMART会場 (4)

100322FILMART会場 (9) 100322FILMART会場 (10) 100322FILMART会場 (11)

100322FILMART会場 (5) 100322FILMART会場 (12) 100322FILMART会場 (13)

100322FILMART会場 (14) 100322FILMART会場 (17) 100322FILMART会場 (18)

100322FILMART会場 (19) 100322FILMART会場

▲PageTop

《月滿軒尼詩 Crossing Hennesy 》

香港國際電影節

ポスター小 《月滿軒尼詩 Crossing Hennesy》
 2010香港 105分

 監督・脚本:岸西(アイヴィ・ホー)

 出演:張學友(ジャッキー・チュン) 湯唯(タン・ウェイ) 
    鮑起静(パウ・ヘイチン) 李修賢(ダニー・リー)
    朱咪咪(ミミ・チュウ) 林威(ラム・ウェイ)
    安志杰(アンディ・オン) 張可頤(マギー・チョン)

 撮影:潘恆生(プーン・ハンサン)
 美術:文念中(マン・リムチュン)


 いやぁ、やっぱりさすが脚本家の監督です。
 脚本、特にセリフが素晴らしくて惚れました。
 
 monical的には心温まる作品として《歳月神偸》でした。
 芸達者がそろっているからかもしれません。


出だしはなんとベートーベンの「運命」。派手~~(笑)
結婚するつもりでいた恋人との別離を経験して婚期を逃した男女…
つまり張學友(ジャッキー・チュン)と湯唯(タン・ウェイ)にまつわる展開を暗示するようです。

鮑起静(パウ・ヘイチン)はジャッキーの母親で未亡人。
とにかく元気な肝っ玉かあさんで、この作品中でいちばん笑わせてくれます。
夢や回想で登場する亡夫(ジャッキーの父)はお久しぶりの盧冠廷(ローウェル・ロー)でした。
香港にありがちな、本職は別なのに(彼の場合は音楽でかつて金像奬の常連)芝居もできるという(笑)。

ローウェルさんにとどまらず、李修賢(ダニー・リー)や朱咪咪(ミミ・チュウ)、
林威(ラム・ウェイ)まで引っ張り出していいオジサン、いいオバサンを温かく演出しています。
古き良き香港のファミリー・コメディの香りがぷんぷん。 

物語は灣仔(ワンチャイ)が舞台。タイトルのヘネシー・ロードやジョンストン・ロード辺りだけ、
と言っても過言ではありません。

ジャッキーは41歳(実年齢は48)の役で髪を黒く染めているのでまるで不自然じゃありません。
タン・ウェイは「ラスト、コーション」とは真逆の
とんでもないコメディエンヌぶりを発揮してとてもコエティッシュです。
驚いたのはタン・ウェイの方が背が高いこと
それすら不自然ではなく、とてもお似合いです。

ジャッキーの元カノが張可頤(マギー・チョン)、タン・ウェイの獄中の彼氏(実際には別れていない)が安志杰(アンディ・オン)。

友情出演で鄭伊健(イーキン・チェン)や邵美(マギー・シュウ)も登場します。

エンディング主題歌はジャッキーが歌う「不只有縁」♪

最近、主題歌を主演スターが歌う、という昔当たり前だったスタイルの作品が激減しているだけに
「これこれ、これが香港映画の正しい姿!」
とてもシアワセな気分になったのでした

monicalは残念ながらオープニング上映では観られなかったのですが
きっと舞台挨拶も併せてさぞ観客は盛り上がったことと想像します。

知っている場所がたくさん登場しました。
しかも映画祭会場(コンベンションセンター)から目と鼻の先です。
時間が出来たらロケ地探訪してみようと思っています。

あ、一か所だけ帰り道に撮影したのが下の写真です。
実際には日中のシーンなのでちょっとイメージ違いますが、
主役の2人がだんだん距離を縮める大切な場所、
檀島咖啡餅店 Honolulu Coffee Shop灣仔軒尼詩道176-178號地下

銅鑼湾「檀島」  銅鑼湾「檀島」 (2)


ここでは敢えてストーリーのネタバレは避けました。
日本で映画祭上映または公開されることをかたく信じて。  

▲PageTop

香港滞在中のレポートについて

香港國際電影節

明日20日の夜便で香港に発ちます

今、スーツケースを宅配に出したところ。
なにしろギックリ腰多数回経験者ゆえ、これだけはお金に替えられません(苦笑)。

香港国際映画祭(香港國際電影節)は21日の夜に開幕、 
香港ミュージックフェアは20日~22日、
香港フィルマートは22日~25日。
 

そんな~ あれもこれも重なって一つの体をどうすれば・・・てな感じです。

楽しみにしていた映画の上映時間に「え、製作発表記者会見っみたいなことばかり。
 
面白そうな座談会も多々あるのですが
去年のようにオール北京語でやられた日にゃあ「時間返せ」だし・・・

まぁ、とにかく行ってきますとしか言えない現状。なるようになれ。 

21日から25日までは朝9時から23時まで、食事はできるんだろうか、という過密スケジュールです。
途中のわずかな空き時間にワープロ(ポメラ)にがんがんメモをして
ホテルに戻ってから余力があったらブログにエントリーします。(希望的観測

がしかし、もしかしたら携帯からツイッターにはつぶやくかもしれないので(写真はつけません)
ある意味レアでリアルタイムなmonicalの行動を覗いてみたい方は
左側のツイッターのところ、ごらんくださいまし。

1年ぶりの香港で必要以上にキンチョーしているmonicalなのです。


▲PageTop

香港国際電影節 ラインナップ発表(名前など修正・追記しました)

香港國際電影節

本日、上映ラインナップが発表になりました。人名の読み方は調べ切れていません、4時間かかりました。ぜーぜー(笑)
会期は3月21日から4月6日。
上映日、会場などは公式サイトでご確認ください。
チケットのインターネット前売はCity Bank Card会員が本日から、一般は28日午前10時からです。
ただしオープニング、クロージングのチケットは大変とりにくいです。
http://www.hkiff.org.hk/chi/main.html

                    

中国語圏作品は以下のとおり。

《月滿軒尼詩》 オープニング① ワールド・プレミア
 2010香港 105分 広東語
 監督:岸西(アイヴィ・ホー)
 出演:張學友(ジャッキー・チュン) 湯唯(タン・ウェイ) 鮑起静(パウ・ヘイチン)
    李修賢(ダニー・リー) 張可頤(マギー・チョン) 安志杰(アンディ・オン)
    朱咪咪(ミミ・チュウ)

《如夢》 オープニング②
 2009 118分 北京語
 監督:羅卓瑤(クララ・ロー)
 出演:呉彦祖(ダニエル・ウー) 袁泉(ヨランダ・ユアン)

《安非他命》 クロージング① アジア・プレミア
 2010 97分 広東語・北京語
 監督:雲翔(Scud)
 出演:彭冠期(バイロン・パン) 白梓軒(トム・プライス) 梁敏儀(ウィニー・リョン・マンイー)
  http://www.amphetaminemovie.com

《前度》 クロージング② ワールド・プレミア
 2010 95分 広東語
 監督:麥曦茵(ヘイワード・マック)
 出演:鍾欣桐(ジリアン・チョン) 陳偉霆(ウィリアム・チャン) 詩雅(ミシェル・ワイ) 曾國祥(デレク・ツァン) 
    周俊偉(ローレンス・チョウ) 向佐(ジャッキー・ヒョン) 杜汶澤(チャップマン・トー)

  香港電影面面觀 2009-2010   

《人間喜劇》 ワールド・プレミア
 2010 100分 広東語
 監督:陳慶嘉(チャン・ヒンカイ) 秦小珍(ジャネット・チュン)
 出演:杜汶澤(チャップマン・トー) 王祖藍(ウォン・チョーラム) 薛凱(フィオナ・シッ) 羅凱珊(カマ・ロー)

《37》 ワールドプレミア
 2010 100分 北京語・蒙古語
 監督:陳國新(デニス・チャン)
 出演:楊采妮(チャーリー・ヤン) 劉曉慶(リュウ・シャオチン) 林妙可(リン・ミャオコー/北京五輪のクチパク少女!) 

《打擂台》 ワールド・プレミア
 2010 98分 広東語
 監督:郭子健(デレク・クォック)
 出演:梁小龍(ブルース・リャン) 陳觀泰(チェン・クンタイ) 泰迪羅賓(テディ・ロビン) 
    陳恵敏(チャン・ワイマン) 黄又南(ウォン・ヤウナム) 歐陽靖(MC-JIN) 賈曉晨(ジャ・シャオチェン)

《囡囡》 ワールド・プレミア
 2010 105分 広東語
 監督:畢國智(ケネス・ビー)
 出演:冼色麗(ボニー・シャン) 詩雅(ミシェル・ワイ) 王敏奕(ヴィーナス・ウォン) 林軒(Una)
    曾國祥(デレク・ツァン) 呉浩康(ディープ・ン) 謝凱榮(エリック・ツェー)

《媽媽離家上班去/援交/後來》 Ⅲ級指定
 2009 139分 広東語
 監督:郭臻 / 廖劍清 / 陳序慶
 出演:陳鳳 陳景妍 葉榮煌

《再生號》
 2009 85分 広東語
 監督:韋家輝(ワイ・カーファイ)
 出演:劉青雲(ラウ・チンワン) 林熙蕾(ケリー・リン) 閻青(ヤン・チン) 谷祖琳(ジョー・クー)

《竊聽風雲》
 2009 100分 広東語
 監督:麥兆輝(アラン・マック) 莊文強(フェリックス・チョン)
 出演:劉青雲(ラウ・チンワン) 古天樂(ルイス・クー) 呉彦祖(ダニエル・ウー) 張靜初(チャン・ジンチュー)

《麥兜响噹噹》 アニメーション
 2009 77分 広東語
 監督:謝立文(ブライアン・ツェー)
 吹替:呉君如(サンドラ・ン) 瑞文(チム・ソイマン) 黄秋生(アンソニー・ウォン) 尹光(ワン・クウォン)
  http://www.mcdull.hk

《意外》 東京フィルメックス上映
 2009 88分 広東語
 監督:鄭保瑞(ソイ・チェン)
 出演:古天樂(ルイス・クー) 任賢齊(リッチー・レン)  葉璇(ミシェル・イェ) 馮淬帆(フォン・ツイファン)
http://www.mediaasia.com/accident

《淚王子》
 2009 122分 北京語
 監督:楊凡(ヨンファン)
 出演:范植偉(ファン・チーウェイ) 張孝全(ジョセフ・チャン) 關穎(テリー・クワン) 朱璇
  http://www.princeoftears.com

《十月圍城》
 2009 138分 北京語
 監督:陳徳森(テディ・チャン)
 出演:甄子丹(ドニー・イエン) 王學圻(ワン・シュエチー) 梁家輝(レオン・カーファイ)
    謝霆鋒(ニコラス・ツェー) 胡軍(フー・ジュン) 黎明(レオン・ライ)
  http://www.bodyguardsandassassins.com

《歲月神偷》
 2009 117分 広東語
 監督:羅啓鋭(アレックス・ロー)
 出演:任達華(サイモン・ヤム) 呉君如(サンドラ・ン) 李治廷(アーリフ・リー) 
    蔡穎恩(エブリン・チョイ) 鍾紹圖(バズ・チュン)


  台灣新生代   

《一頁台北》 アジア・プレミア
 2010 85分 國語  監督:陳駿霖(アルヴィン・チェン)
  http://aurevoirtaipei.blogspot.com

《有一天》アジア・プレミア
 2009 93分 國語・閩南語  監督:侯季然(ホウ・チージャン)
  http://www.oneday.com.tw

《艋舺》
 2010 140分 國語・ 閩南語
 監督:鈕承澤(ニウ・チェンザー)
 出演:阮經天(イーサン・ルァン) 趙又廷(マーク・チャオ) 馬如龍(マー・ルーロン) 
    鳳小岳(リディアン・ヴォーン) 柯佳嬿(アリス・クー)
  http://www.mongathemovie.com

《父後七日》 ワールド・プレミア
 2010 93分 國語・閩南語  監督:劉梓潔 王育麟


  中國電影新天地   

《成都我愛你(愛してる、成都)》東京国際映画祭上映
 2009 75分 北京語  監督:陳果(フルーツ・チャン) 崔健(ツイ・ジェン)

《遠雷》 ワールド・プレミア
 2009 96分 北京語  監督:章家瑞(チアン・チアルイ)

《透析》
 2009 98分 北京語  監督:劉杰(リウ・チエ)

《夜‧店(ワンナイト・イン・スーパーマーケット)》東京中国映画週間上映
 2009 90分 北京語  監督:楊慶(ヤン・チン)
  http://ent.sina.com.cn/f/m/supermarket/

《尋找智美更登》
 2009 108分 チベット語  監督:萬瑪才旦
  http://www.tibetanmovie.net

《団圓》 アジア・プレミア
 2010 93分 北京語・上海語
 監督:王全安(ワン・チュエンアン)
 出演:盧燕(リサ・ルー) 凌峰(リン・フェン) 馬曉晴(マ・シャオチン) 莫小奇(モニカ・モク)


  自主新潮 自主映画  

《其後》 ワールドプレミア
 2010 100分 北京語  監督:林家威(リム・カーワイ)

《螞蟻村》 ワールドプレミア
 2010 83分 北京語  監督:高文東(ガオ・ウェンドン)

《翻山》 アジア・プレミア
 2009 90分 佤語  監督:楊蕊(ヤン・フイ)

《你卡拉,我OK》
 2009 マレーシア 75分  監督:張千輝(クリス・チョン)

《紅蜻蜓》ワールド・プレミア
 2010 シンガポール 96分  監督:廖捷凱(リャオ・チーカイ)

《中國姑娘》 Ⅲ級指定
 2009 98分 (英・仏・独合作)  監督:郭小櫓(グオ・シャオルー)
  http://www.filmsboutique.com/films-details.php?ficheFilm=15


  我看我電影  

《分手說愛你》 ワールド・プレミア
 2010 104分 広東語
 監督:黄真真(バーバラ・ウォン)
 出演:房祖名(ジェイシー・チェン) 薛凱(フィオナ・シッ) 健泓(パトリック・タン)
  http://www.breakupclub.asia

《初戀紅豆冰》ワールド・プレミア
 2010 マレーシア 105分
 監督:陳慶祥(阿牛=アニウ)
 出演:阿牛(アニウ) 李心潔 (アンジェリカ・リー) 曹格(ゲイリー・ツァオ) 
    梁靜茹(フィッシュ・リョン) 品冠(ピン・グァン/ビクター・ウォン)


  作者本色:龍剛電影  

《大馬戲團》
 1964 126分 北京語
 監督:秦劍(チュン・キム)
 出演:張揚(チャン・ヤン) 李湄(ヘレン・リー) 林鳳(ラム・フォン) 曾江(ケネス・ツァン)

《痴情涙》
 1965 101分 北京語
 監督:秦劍(チュン・キム)
 出演;葉楓(イエ・フェン) 凌雲(リン・ユン) 馮寶寶(フォン・ボーボー)

《糊塗女偵探》
 1965 白黒 104分 北京語・広東語
 監督:秦劍(チュン・キム)
 出演:林翠(ジャネット・リン) 曾江(ケネス・ツァン)

《播音王子》
 1966 白黒 118分 広東語
 監督:龍剛(ロン・ゴン)
 出演:謝賢(パトリック・ツェー) 陳齊頌(チャン・チャイチュン)

《英雄本色》
 1967 白黒 118分 広東語
 監督:龍剛(ロン・ゴン)
 出演:謝賢(パトリック・ツェー) 嘉玲 石堅(セッ・キン)

《窗》
 1968 106分 広東語
 監督:龍剛(ロン・ゴン)
 出演:謝賢(パトリック・ツェー) 蕭芳芳(ジョセフィーン・シャオ) 龍剛(ロン・ゴン)

《飛女正傳》
 1969 111分 広東語
 監督:龍剛(ロン・ゴン)
 出演:蕭芳芳(ジョセフィーン・シャオ) 曾江(ケネス・ツァン) 薛家燕(ナンシー・シッ・カーイン)

《昨天今天明天》
 1970 72分 北京語
 監督:龍剛(ロン・ゴン)
 出演:張沖(ポール・チャン) 張揚(チャン・ヤン) 薛家燕(ナンシー・シッ・カーイン)

《昨夜夢魂中》
 1971 106分 北京語
 監督:龍剛(ロン・ゴン)
 出演:胡燕妮(ジェニー・フー) 金川(チン・チュアン) 曾江(ケネス・ツァン) 龍剛(ロン・ゴン)

《珮詩》
 1972 115分 北京語
 監督:龍剛(ロン・ゴン)
 出演:甄珍(ジェン・チェン) 秦祥林(チャールズ・チン) 龍剛(ロン・ゴン)

《應召女郎》
 1973 90分 広東語
 監督:龍剛(ロン・ゴン)
 出演:丁珮(ベティ・ティンペイ) 恬妮(ニー・ティエン) 金霏(ティナ・チン) 龍剛(ロン・ゴン) 
    陳曼玲(チェン・マンリン) 李琳琳(マギー・リー)

《哈哈笑》
 1976 109分 北京語・広東語
 監督:龍剛(ロン・ゴン)
 出演:甄珍(ジェン・チェン) 鄭少秋(アダム・チェン) 唐菁(タン・チン) 龍剛(ロン・ゴン)

《愛殺》
 1981 91分 広東語
 監督:譚家明(パトリック・タム)
 出演:林青霞(ブリジット・リン) 秦祥林(チャールズ・チン)

《冷暖青春》
 1969 94分 広東語  監督:楚原(チョー・ユン)

《英雄本色(1986)(男たちの挽歌)》
 1986 95分 広東語
 監督:呉宇森(ジョン・ウー)
 出演:狄龍(ティ・ロン) 張國榮(レスリー・チャン) 周潤發(チョウ・ユンファ)

《癲佬正傳》
 1986 86分 広東語
 監督:爾冬陞(イー・トンシン)
 出演:馮淬帆(フォン・ツイファン) 梁朝偉(トニー・レオン) 秦沛(チョン・プイ) 葉徳嫻(デニー・イップ)


  李小龍7010   

《細路祥》
 1950 白黒 98分 広東語
 監督:馮峰(フェン・フェン)
 出演:李小龍(ブルース・リー) 伊秋水(イー・チャウソイ) 李海泉(リー・ホイチュン/小龍の実父) 馮峰(フェン・フェン)

《危樓春曉》
 1953 白黒 125分 広東語
 監督」李鐵(リー・ティッ)
 出演:李小龍(ブルース・リー) 張瑛(チョン・イン) 呉楚帆(ン・チョーファン) 
    紫羅蓮(チー・ローリン) 黄曼梨(ウォン・マンレイ)

《雷雨》
 1957 白黒 123分 広東語
 監督:呉回(ウー・フイ)
 出演:盧敦(ロー・ドゥン) 白燕(バイ・ヤン) 張瑛(チョン・イン) 李小龍(ブルース・リー)

《人海孤鴻》
 1960 白黒 104分 広東語
 監督:李晨風(リー・サンフォン)
 出演:李小龍(ブルース・リー) 呉楚帆(ン・チョーファン) 白燕(バイ・ヤン) 馮峰(フェン・フェン)

《唐山大兄(ドラゴン危機一発)》
 1971 95分 広東語
 監督:羅維(ロー・ウェイ)
 出演:李小龍(ブルース・リー) 田俊(ジェームス・ティエン) 韓英傑(ハン・インチェ) 
    衣依(マリア・イー)

《精武門(ドラゴン怒りの鉄拳)》
 1972 102分 広東語
 監督:羅維(ロー・ウェイ)
 出演:李小龍(ブルース・リー) 田俊(ジェームス・ティエン) 苗可秀(ノラ・ミャオ) 魏平澳(ウェイ・ピンアオ)

《猛龍過江(ドラゴンへの道)》
 1972 95分 広東語
 監督:李小龍(ブルース・リー)
 出演:李小龍(ブルース・リー) 黄宗迅(ウォン・チュンシュン) 苗可秀(ノラ・ミャオ) 
    チャック・ノリス

《龍爭虎鬥(燃えよ、ドラゴン)》
 1973 105分 広東語 
 監督:ロバート・クルーズ
 出演:李小龍(ブルース・リー) 石堅(セッ・キン) ジョン・サクソン 喬宏(ロイ・チャオ)

《死亡遊戲(死亡遊戯)》
 1978 90分 広東語
監督:ロバート・クルーズ
 出演:李小龍(ブルース・リー) コリーン・キャンプ 洪金寶(サモ・ハン) 
    ディーン・ジャガー 


  詩人導演費穆   

《天倫 (アメリカ版)》
 1935 白黒 トーキー 65分
 監督:羅明佑(ルオ・ミンヨウ)  
 出演:尚冠武(シャン・グァンウー) 林楚楚(フローレンス・リム) 黎灼灼(リー・チュオチュオ)

《春閨斷夢(《聯華交響曲》之第二段)+ 天倫(不完全版)》
 1937 白黒 トーキー 58分
 監督:費穆(フェイ・ムー)・羅明佑(ロー・ミンヨウ)
 出演:陳燕燕(チェン・ヤンヤン) 黎灼灼(リー・チュオチュオ) / 尚冠武(シャン・グァンウー) 林楚楚(フローレンス・リム) 黎灼灼(リー・チュオチュオ)

《前台與後台 + 斬經堂》
 1937 白黒 117分 北京語
 監督:周翼華(チョウ・イーホア)・費穆(フェイ・ムー)
 出演:傅繼秋(フー・チーチウ) 寧萱(ニン・シュアン) / 周信芳(チョウ・シンファン/京劇名:麒麟童) 袁美雲(ユアン・メイユン) 張徳祿(チャン・デールー)

《世界兒女》
 1941 白黒 90分 北京語
 監督:ジェイコブ・ジュリアス・フェレック&ルイス・フェレック

《小城之春》
 1948 白黒 98分 北京語
 監督:費穆(フェイ・ムー)
 出演:韋偉(ウェイ・ウェイ) 石羽(シー・ユー) 李緯(リー・ウェイ)

《生死恨》京劇戯曲
 1948 60分
 監督:費穆(フェイ・ムー)
 出演:梅蘭芳(メイ・ランファン) 姜妙香(ジアン・ミャオシャン) 蕭寅 李慶山

《關在屋子裏的人》
 1960 白黒 60分 北京語
 監督:費魯伊(ルイス・フェイ)
 出演:夏夢(シア・ムーン) 平凡(ピン・ファン) 石磊(シー・レイ)


  社會邊緣與獨立電影   

《上訪》ドキュメンタリー(インターナショナルVr.&ディレクターズカットVr.)
 2009 124分&315分 北京語  監督:趙亮(チャオ・リャン)

《春風沉醉的夜晚》
 2009 112分 北京語  監督:婁(ロウ・イエ)


  亞洲數碼錄像競賽(アジア・デジタルムービー・コンペティション   

《尋歡作樂》ワールド・プレミア
  http://www.lanternfilms.com.hk/2010/01/the-high-life/

《牛皮貳》
 2009 132分 北京語  監督:劉伽茵(リウ・チアイン)

《光斑》
 2009 112分 湖西語  監督:楊恒(ヤン・ヘン)

《夜郎》ワールド・プレミア
 2009 77分 北京語  監督:劉勇宏(リウ・ヨンホン)

《父後七日》 


  人道獎紀錄片競賽(ドキュメンタリー・コンペティション)   

《博奕》ワールド・プレミア
 2010 110分 河北語  監督:王清仁(ワン・シンレン)

《克拉瑪依》ワールドプレミア ドキュメンタリー
 2010 356分 北京語  監督:徐辛(シュウ・シン)

《上訪》ドキュメンタリー(監督版)
 2009 124分&315分 北京語  監督:趙亮(チャオ・リャン)

《歸途列車》ドキュメンタリー アジア・プレミア
 2009 87年 カナダ  監督:范立欣(ファン・リーシン)


  隆重首映プレミア上映   

《孔夫子(2010年最新修復版)》 ワールド・プレミア
 1940 白黒 96分 國語  監督:費穆(フェイ・ムー)

《火龍》 ワールドプレミア
 2009 115分 広東語
 監督:林超賢(ダンテ・ラム)
 出演:黎明(レオン・ライ) 任賢齊(リッチー・レン) 王寶強(ワン・バオチャン)
    廖啓智(リウ・カイチー) 徐若瑄(ビビアン・スー) 葉璇(ミシェル・イェ)
  http://www.mediaasia.com/fireofconscience/

《志明與春嬌》 ワールドプレミア Ⅲ級指定
 2010 95分 広東語
 監督:彭浩翔(パン・ホーチョン)
 出演:楊千嬅(ミリアム・ヨン) 余文樂(ショーン・ユー)
    張達明(チョン・ダッメン) 繆非臨(ミャオ・フェイリン) 徐天佑(チョイ・ティンヤウ)
  http://www.mediaasia.com/loveinapuff/


◆ ◆ その他 ◆ ◆

《貓室動畫大集結》アニメーション 2003~2010 60分 無声&広東語 監督:陳宇峰(ジョン・チャン)

《曾經的無產者》
 2009 76分 北京語  監督:郭小櫓(グオ・シャオルー)
  http://www.memento-films.com/www/films/mfi_once-upon-a-time-proletarian.html

《藍樓夢斷(青い館)》 Ⅲ級指定 東京国際映画祭上映
 2009 シンガポール 107分 監督:魏銘耀(グレン・ゴーイ)
  http://www.thebluemansion.com

▲PageTop

Menu

Category一覧


2006回顧 (4)
フリマ (13)
映画賞(金像奬、金馬奬以外) (27)
♀「さ」行 (2)
中国返還10周年回顧 (2)
【備忘録】 (4)
香港以外の映画祭・映画賞 (21)
2007回顧(芸能) (1)
香港♪ヒットチャート (17)
東京国際映画祭2007 (42)
東京フィルメックス2007 (13)
中国映画祭2007 (10)
2006 第19回東京国際映画祭 (54)
公開・公演スケジュール(日本) (112)
DVD発売情報(日本) (20)
雑記 (238)
今日は何の日 (917)
エンタメニュース拾い読み (199)
My Works 私のお仕事 (87)
香港の味 (6)
日本タイトル 「あ」行 (58)
日本タイトル 「か」行 (41)
日本タイトル 「さ」行 (53)
日本タイトル 「た」行 (32)
日本タイトル 「な」行 (2)
日本タイトル 「は」行 (50)
日本タイトル 「ま」行 (24)
日本タイトル 「や」行 (0)
日本タイトル 「ら」行 (29)
日本タイトル 「わ」行 (7)
香港電影金像奬 (26)
金馬奬 (20)
東京国際映画祭2005 (41)
東京フィルメックス2005 (9)
未公開 1文字 (0)
未公開 2文字 (42)
未公開 3文字 (27)
未公開 4文字 (31)
未公開 5文字 (5)
未公開 6文字 (0)
未公開 7文字 (11)
未公開 8文字 (0)
未公開 9文字以上 (0)
♂ 「あ」行 (39)
♂ 「さ」行 (30)
♂ 「は」行 (11)
♂ 「ら」行 (8)
♂ 「わ」行 (6)
♀ 「あ」行 (6)
♀ 「か」行 (5)
♀ 「さ」行 (5)
♀ 「ま」行 (4)
グループ&バンド (0)
DVD発売情報(香港) (1)
公開・公演スケジュール(香港) (17)
♂「な」行 (6)
本・雑誌 (16)
旅の紀録 (174)
Information*日本 (29)
Information*香港 (8)
雑学香港 (18)
アンケート (1)
テレビ/ラジオ (14)
香港國際電影節 (35)
金紫荊獎 (4)
音楽賞 (19)
♂ 「た」行 (15)
♀ 「は」行 (6)
(0)
香港を極めるツール (4)
2006第7回TOKYO FILMEX (4)
♂ 「か」行 (2)
2008年回顧 (5)
東京国際映画祭2008 (24)
2008北京オリンピック (7)
♀ 「ら」行 (1)
アジア海洋映画祭in幕張 (3)
東京フィルメックス2008 (5)
NHKアジア・フィルム・フェスティバル (0)
東京国際映画祭2009 (15)
香港BOXOFFICE (1)
スキャンダル (1)
東京フィルメックス2009 (3)
2009年回顧 (1)
中華電影データブック完全保存版 (2)
東京国際映画祭2010 (5)
東京フィルメックス2010 (1)
大阪アジアン映画祭 (238)
東京国際映画祭2011 (2)
東京フィルメックス2011 (2)
東京国際映画祭2012 (4)
アーカイブ (24)
東京フィルメックス2012 (1)

ブログ内検索