【フィルメックス】 審査員・梁家輝(レオン・カーファイ)会見
【 ♂ 「ら」行】
東京フィルメックスの開会式での挨拶を終えてから始まった記者会見。
いやぁ、驚きました。
登場した梁家輝(レオン・カーファイ)さんは白髪に緑色のスーツに銀色のスニーカー。
こーんな感じです。




実際にはもっと“みどり~”って色です(笑)
以下、質問は割愛して彼の発言をまとめてみました。
なんだか先日の黄秋生(アンソニー・ウォン) &呉鎮宇(フランシス・ン)の会見に似た空気…真面目な顔して冗談を言う…ような感じがあって、どこまで本心なのかわからなかったなぁというのがmonicalの率直な印象です。
★(審査員としての評価基準について)映画の全体を観ることが作品を評価する視点だと思うので、どのような部分、どのようなこと、というのはありません。特に今回は主演男優賞や女優賞を選ぶわけではないので、作品を全体的にいかに評価するかということ、それをしっかり見極めたいと思っています。
★(昨年審査員特別賞を受賞した「アイ・イン・ザ・スカイ」について)役者をしていていちばん幸運だと思うのは別の人物になりきる、別の人生を生きることができるということです。この作品で僕が演じた役柄は、今までとはまったく違うタイプだったのでひとつのチャレンジでした。短時間での撮影を強いられたので皆とても緊張していましたが、そんな中でもしっかりと役に入ることができたと思っています。自分にとってはとても幸せな撮影でした。
★役者はいろいろな役を演じることができます。いろいろな監督が異なった役を与えてくれるのが役者の幸せです。
★香港は日本やほかの国と違って、僕たち俳優もしょっちゅう町に出ています。ぶらぶらしていても全然大丈夫なんです。だから(ロケをしていても)大騒ぎになったりしません。
★(この白髪は)髪をこうすれば人に見つからないと思ってしたつもりでしたが、「白髪男」の演技には失敗したようです。皆に見つかってしまいましたから。残念です。
★今回の金融危機によって、おそらく欧米の資金を得るのは難しくなるのではないかと思います。そういう状況が逆にわれわれアジアの映画界に希望をもたらすかもしれません。がんばりましょう!
★監督それぞれに独特のスタイルを持っています。手法も大きく違うので、僕は僕で俳優としての僕のスタイルを貫いていきたいです。
●(monicalの質問)インディペンデントから商業映画、中国、香港、カナダと中国の合作の「金山」まで非常に守備範囲が広いですが、受けようという基準はどこに?
★多くの監督と仕事をしてきましたが、残念なことに韓国と日本の監督とは仕事をしていません。アジア映画の発展はここのところ非常にめざましいと思います。アジア映画の世界に及ぼす影響は日増しに大きくなってきています。すばらしいことですね。今後はさらに合作が増えていくでしょう。俳優を引退する時までに韓国や日本の監督と仕事が出来たら、僕の俳優人生はパーフェイトということです。「アジア映画」の範囲はとても広いものです。まだ足を踏み入れていないのはインド映画のマーケットです。インド映画市場は世界の中でもとても巨大です。そこにこれから食い込んでいくのが重要なことだと思います。
★映画は音楽にとても似ていると思います。音楽は一生懸命聴こうとしなくても、いい曲であればおのずと人を感動させる力があるわけです。映画もいい映画であれば、国を超えて自然と人を感動させることができるんです。
★いい俳優というのは、自分の年齢など忘れてしっかり演じることができる俳優でしょう。いい映画とは、観終わったあとに忘れることができない映画のことです。日本にいい映画があります。「男はつらいよ」のシリーズです。あの主人公を僕は忘れることができません。アジアの映画界にもとても大きな影響を与えたと思います。観客は映画を通じて各国のさまざまな文化を知ることができます。「男はつらいよ」シリーズはそれを実現したと思うんです。

★(趣味の園芸について)最近の香港はとても天気がよくて暖かいので、家の周りには花がたくさん咲いています。最近はじゃがいもを植えています。
★(昔CDを出したことがあるが)今後アルバムの発売予定はありません。でも会見のあとで特別にあなたのために歌ってあげることはできます(笑)。
●(monicalの質問)かつてはエッセイを書いたりもされていました。脚本を書く予定は?
★(ものすご~く長く考えて)
脚本を書くというのは心をさらけ出す行為です。もし今後脚本を書くことになったら、ペンネームを使って素性を隠すと思います。「私」という存在を明かさずに、自分をさらけ出します。
最後には“ジャッキー・チェン・スタイルねー”と言ってVサイン(笑)

いやぁ、驚きました。
登場した梁家輝(レオン・カーファイ)さんは白髪に緑色のスーツに銀色のスニーカー。

こーんな感じです。





以下、質問は割愛して彼の発言をまとめてみました。
なんだか先日の黄秋生(アンソニー・ウォン) &呉鎮宇(フランシス・ン)の会見に似た空気…真面目な顔して冗談を言う…ような感じがあって、どこまで本心なのかわからなかったなぁというのがmonicalの率直な印象です。
★(審査員としての評価基準について)映画の全体を観ることが作品を評価する視点だと思うので、どのような部分、どのようなこと、というのはありません。特に今回は主演男優賞や女優賞を選ぶわけではないので、作品を全体的にいかに評価するかということ、それをしっかり見極めたいと思っています。
★(昨年審査員特別賞を受賞した「アイ・イン・ザ・スカイ」について)役者をしていていちばん幸運だと思うのは別の人物になりきる、別の人生を生きることができるということです。この作品で僕が演じた役柄は、今までとはまったく違うタイプだったのでひとつのチャレンジでした。短時間での撮影を強いられたので皆とても緊張していましたが、そんな中でもしっかりと役に入ることができたと思っています。自分にとってはとても幸せな撮影でした。
★役者はいろいろな役を演じることができます。いろいろな監督が異なった役を与えてくれるのが役者の幸せです。
★香港は日本やほかの国と違って、僕たち俳優もしょっちゅう町に出ています。ぶらぶらしていても全然大丈夫なんです。だから(ロケをしていても)大騒ぎになったりしません。
★(この白髪は)髪をこうすれば人に見つからないと思ってしたつもりでしたが、「白髪男」の演技には失敗したようです。皆に見つかってしまいましたから。残念です。
★今回の金融危機によって、おそらく欧米の資金を得るのは難しくなるのではないかと思います。そういう状況が逆にわれわれアジアの映画界に希望をもたらすかもしれません。がんばりましょう!
★監督それぞれに独特のスタイルを持っています。手法も大きく違うので、僕は僕で俳優としての僕のスタイルを貫いていきたいです。
●(monicalの質問)インディペンデントから商業映画、中国、香港、カナダと中国の合作の「金山」まで非常に守備範囲が広いですが、受けようという基準はどこに?
★多くの監督と仕事をしてきましたが、残念なことに韓国と日本の監督とは仕事をしていません。アジア映画の発展はここのところ非常にめざましいと思います。アジア映画の世界に及ぼす影響は日増しに大きくなってきています。すばらしいことですね。今後はさらに合作が増えていくでしょう。俳優を引退する時までに韓国や日本の監督と仕事が出来たら、僕の俳優人生はパーフェイトということです。「アジア映画」の範囲はとても広いものです。まだ足を踏み入れていないのはインド映画のマーケットです。インド映画市場は世界の中でもとても巨大です。そこにこれから食い込んでいくのが重要なことだと思います。
★映画は音楽にとても似ていると思います。音楽は一生懸命聴こうとしなくても、いい曲であればおのずと人を感動させる力があるわけです。映画もいい映画であれば、国を超えて自然と人を感動させることができるんです。
★いい俳優というのは、自分の年齢など忘れてしっかり演じることができる俳優でしょう。いい映画とは、観終わったあとに忘れることができない映画のことです。日本にいい映画があります。「男はつらいよ」のシリーズです。あの主人公を僕は忘れることができません。アジアの映画界にもとても大きな影響を与えたと思います。観客は映画を通じて各国のさまざまな文化を知ることができます。「男はつらいよ」シリーズはそれを実現したと思うんです。



★(趣味の園芸について)最近の香港はとても天気がよくて暖かいので、家の周りには花がたくさん咲いています。最近はじゃがいもを植えています。
★(昔CDを出したことがあるが)今後アルバムの発売予定はありません。でも会見のあとで特別にあなたのために歌ってあげることはできます(笑)。
●(monicalの質問)かつてはエッセイを書いたりもされていました。脚本を書く予定は?
★(ものすご~く長く考えて)
脚本を書くというのは心をさらけ出す行為です。もし今後脚本を書くことになったら、ペンネームを使って素性を隠すと思います。「私」という存在を明かさずに、自分をさらけ出します。
最後には“ジャッキー・チェン・スタイルねー”と言ってVサイン(笑)

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fai2さん