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日本タイトル 「ら」行

【 日本タイトル 「ら」行 】 記事一覧

『レイン・オブ・アサシン』 共同監督・来日記者会見

日本タイトル 「ら」行

レイン・オブ・アサシン サブ4
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                                  (C)2010, Lion Rock Productions Limited. All rights reserved.


 7月27日、「レイン・オブ・アサシン」(原題:劍雨)の記者会見がありました@パークハイアット東京。

 来日したのは香港が誇る巨匠・呉宇森(ジョン・ウー)と台湾の新進気鋭・蘇照彬(スー・チャオピン)、共同でメガホンをとった2人の監督です。ウーさんは製作を、スーさん(笑)は脚本も担当しました。ウーさんは「この作品の監督はあくまでスーですから」と気を遣っていましたが、そこは“「レッドクリフの」ジョン・ウー”ですから、彼のほうが会見慣れもしているし貫禄あるし注目されてしまうのは致し方ありません。

 なのでまずここで蘇照彬(スー・チャオピン)の紹介など。
日本と香港の合作映画「現実の続き 夢の終わり」(00)や宮沢りえ主演の台湾映画「運転手の恋」(00)、アメリカのコロンビア・ソニーが立ち上げたアジア映画プロジェクトの1本「ダブル・ビジョン」(02)で脚本を担当。【訂正】監督デビューは「愛情靈藥」。2006年自らの製作・脚本による台湾映画「シルク」を発表しました。つまり監督としてはまだ新人なわけです。(「シルク」は東京国際映画祭で上映 シネマート六本木台湾映画特集で上映)

「以前『シルク』を観てその独創性に感銘し、ぜひ一緒に仕事をしたいと思っていた」とウーさん。スーさんが書いた「劍雨」の緻密な脚本にすっかり魅入られた様子です。
「女の剣豪が主人公という新しい武侠映画スタイルでしかもそのヒロインが現代的で人間的で素晴らしかった。女性の武侠映画は長いことなかったこともあってぜひ映画化したいと思った」

 なんとなく気づいた方もいらっしゃると思いますが、ウーさんは“兄弟情”“男の義理人情”を描くのは得意中の得意ですが、女性心理や男女の機微を描くのは少しばかり苦手(笑)。だからなおさらこの脚本に魅かれたのかもしれません。しかしここまで多くの女優を一人で演出するには不安もあり、スーはすでに監督デビューを果たしていることだし、そうだ共同監督の形で進めればいいんだ、と思いつき・・・あ、すみません、このくだり私の妄想です。。。汗

「僕は男の映画ばかり撮ってきたから、スーがどのように女優たちを扱うのか興味津々で撮影風景を楽しみながら観察していた。実際、その手腕には嫉妬を覚えるほどだった(笑)。中華圏に二人といない才能と確信した」といつものニコニコ笑顔で語るウーさん(スーさん意外とポーカーフェイス)。
 一方のスーさんは「ウー監督がいなければこの作品は存在しなかった。彼はまさしく"歩くウィキペディア”で、ほんとうに多くのことを学ばせてもらった。もちろん映画技術だけでなく人となりも」と。

レイン・オブ・アサシン メインB


 そして質問は豪華なキャスティングにおよびました。
スー楊紫瓊(ミシェル・ヨー)については始めから想定していた。芝居もアクションもできる女優として中華圏のベスト3に入る人だから」
ウー「愛や裏切りという感情の起伏を過不足なくリズミカルに演じきって、彼女は愛情に満ちあふれる力強いヒロイン像を見事に創り出した。彼女にとって「グリーンデスティニー」に次ぐものになるだろう」
 は? “次ぐ”ものですか~(笑)

 この作品の中に登場する女性たちはミシェルに限らず、誰もとても強い意志を持っています。それって時代考証的にはブーなんじゃ?という思いが観ながらチラとよぎるのですが。。。
「現代の男女関係をあの時代に反映させたかった。たとえば女からのプロポーズ。女性も自分の運命を自分で切り開く。この時代が男女平等だったら、というつもりで描いた」とスーさん。
すかさずウーさんもフォローします。
「スーの素晴らしさは、あれだけ多くの登場人物を現代的に表現して違和感を感じさせないところにある。まるで身近にいるようなリアルな生活感と存在感を彼らに持たせた。その意味で典型的武侠映画を越えたスタイルと言えるだろう。人間はどんな苦境にあっても新しい人生を切り開くことができる、というメッセージをいま、世界中の人々に受け止めてもらえるのではないか」
 なるほど納得。
 ちなみに、吹き替えによってミシェル姐さんの声がとーっても可愛らしくなっていることが残念で。それも次第に気にならなくなるのですが、やはり生のあの少しハスキーな声だったらもっと素敵だったろうなーと思います(それはウソンも同じ)。
 彼女が演じるヒロインの存在こそが物語のサスペンス性の鍵を握っているので、それは映画を観てのお楽しみということで、もにょもにょ。。。

 そのミシェルと愛憎を演じるチョン・ウソンの起用についてウーさんは
「僕が彼に抱いていたイメージは高倉健に通じるものだった。国や文化が違っても一緒に仕事がしたいと思う俳優だ」と。
 実はこの作品を昨年の東京国際映画祭のフィルムマーケット試写で見てmonicalが真っ先に連想したのは、ウソンと章子怡(チャン・ツィイー)が主演した韓国・中国の合作「MUSA-武士-」(2001年作品2003年日本公開)でした。ウーさんスーさんはこれ、見ていたのかなぁ。

 会見では中国の名優、王學圻(ワン・シュエチー)についての質問も出ました。
ウー「素晴らしい俳優だ。力強さも繊細さも演じられる。欲望に満ちた宦官という役の二面性を声を変えて演じ分けたいと言ったのは彼からの提案だった。演技についてしっかりした考えを持っている。「花の生涯-梅蘭芳-」で驚かせてくれたが、今回この役で新しい驚きを与えてくれた。描きにくい宦官を監督の望み通りに演じた。人格的にも素晴らしい役者だ」
スー「初めて脚本を見た時は相当悩んだらしい。悪役はとても彼にとってチャレンジングな役柄だったから」

 ウーさんが言うように、私たちが日本公開作で触れてきたワンさんとは一味も二味も違う演技は本当にさすがです。

 その他のキャスティングも実に新鮮で豪華。しかもそれぞれの役柄の背景が非常に興味深く、誰が主役でもスピンオフ映画が作れそうな構成になっているのです。
ちなみにその他の主要キャストは
ワイルドな剣客・余文樂(ショーン・ユー)、奇妙な魔術師・載立忍(レオン・ダイ)。ちなみに彼の最大の魔術場面はスーさんこだわりのシーンだそうです。
女優陣はほかに林熙蕾(ケリー・リン)、徐煕媛(バービー・スー)、呉佩慈(ペース・ウー)、鮑起静(パウ・ヘイチン)、そして冒頭に登場する謎の個性派女優(思わせぶり)。

 この女優陣の顔ぶれを見ると、お色気担当は林熙蕾(ケリー・リン)と早合点しそうですが、実はNO。さてだーれだ(笑)

 さてさて、さきほどの「謎の個性派女優」について。
最初、東京国際で見た時は本当に知らなくて、例えば「孫文の義士団」李宇春(クリス・リー)のような印象的な存在で「誰だろう。。。」とずっと気になっていました。
今回の日本公開を受けての試写でプレスシートを見て「!」w。目がそっくりでした。
ウーさんの愛娘、呉飛霞(アンジェルス・ウー)
娘のことになるとますます相好を崩すウーさん。相当な恐“娘”家のようです。
「娘がしたいということは全面的に尊重する。なにしろ娘が恐いから。何を言っても何をしてもいい。彼女は監督になりたがっているので将来のために役に立つを思いスーに頼んで役をもらった。何カットかは演出を手伝ったが、娘に演出することができずスーに助けてもらった。ワイヤーアクションの撮影時はもう心配で心配で周りをうろうろ、アクション監督に大丈夫だろうな、何かあったらどうしてくれると。娘は全然大丈夫、邪魔だから現場にいるなと言われた」

 なーんだ、ウーさんも娘に嫌われることをいちばん恐れている普通のお父さんなんだ~って面白かったです

                                              

レイン・オブ・アサシン サブ1 レイン・オブ・アサシン サブ2 レイン・オブ・アサシン サブ3


「レイン・オブ・アサシン」(原題:劍雨) この色の部分はmonical補足情報です 
2010年/中国・香港・台湾/120分/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/英題:REIGN OF ASSASSINS
提供:カルチュア・パブリッシャーズ  
配給:ブロードメディア・スタジオ/カルチュア・パブリッシャーズ
字幕翻訳:伊東武司

レイン・オブ・アサシン メインA 

共同監督:蘇照彬(スー・チャオピン) 呉宇森(ジョン・ウー)
製作:呉宇森(ジョン・ウー) 張家振(テレンス・チャン) 
衣装:ワダエミ
アクション監督:董瑋(スティーヴン・トン)
撮影:黄永恆(ホーレス・ウォン)

脚本:蘇照彬(スー・チャオピン)
美術:楊百貴(ヤン・バイグイ)
音楽:金培達(ピーター・カム)※出演も
編集:張嘉輝(チョン・カーフェイ)
※オリジナル主題歌:'創雨浮生' 歌:薩頂頂&呉青峰


◆出演◆
楊紫瓊(ミシェル・ヨー) (『SAYURI』『グリーン・デスティニー』) 
チョン・ウソン(鄭雨盛) (『グッド・バッド・ウィアード』『私の頭の中の消しゴム』)
王學圻(ワン・シュエチー) (『孫文の義士団』『花の生涯 ~梅蘭芳~』) 
徐煕媛(バービィー・スー) (『コネクテッド』「流星花園 ~花より男子~」)
余文樂(ショーン・ユー)(『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』『インファナル・アフェア』)
林熙蕾(ケリー・リン)(『MAD探偵 7人の容疑者』『フルタイム・キラー』)
戴立忍(レオン・ダイ)(『ダブル・ビジョン』『シーディンの夏』)
郭曉冬(グオ・シャオドン)(『ウォーロード ~男たちの誓い~』『天安門、恋人たち』)

江一燕(ジェン・イーイェン)
鮑起静(パオ・ヘイチン)
呉佩慈(ペース・ウー)
李宗翰(リー・ゾンファン)
呉飛霞(アンジェルス・ウー)



8月27日(土)より 新宿武蔵野館ほか全国公開!
公式サイト http://www.reignassassins.com/
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「映画で学ぶ中国語」 レッドクリフ PartⅡ byアルク

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【中国語ジャーナル】の発行元でもある翻訳会社ALC(アルク)のホームページに『レッドクリフ PartⅡ -未来への最終決戦-』で学ぶ中国語、というのがアップされています。
実際の劇場公開版の字幕とは違う「直訳」を一部抜粋して掲載。
映画の音声(北京語)も聞けます。
それをご覧になると、日本語字幕というのがどんなに泣く泣く短くされているかが理解できるかもしれません。
 http://www.alc.co.jp/china/study/cinema/

ちなみに現在書店で発売中の【中国語ジャーナル】最新号でも特集。表紙は『ウォーロード 男たちの誓い』(原題:投名状)の李連杰(ジェット・リー)。

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恐るべき戦略 4/12 『レッドクリフ PartⅠ』 放映!

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昨日、赤坂のドイツ文化会館で開催されていた「アジア映画ベストセレクション」の最後のプログラム、インド映画『オーム・シャンティ・オーム』を観に行ってきました。
いやぁ、『ムトゥ、踊るマハラジャ』以来の衝撃作で(笑)、
心の底から楽しみました

http://www.jpf.go.jp/j/culture/media/domestic/movie/asia2009_1.html

3時間近かったのですが、睡魔に襲われたのは時々挟まれるなが~い歌と踊りの部分くらいで、お話自体は心行くまで堪能。
一般公開に至ることを心から願って止みません。

閑話休題。

今朝、こんな記事を見つけました。

もう地上派で!『レッドクリフ Part I』が公開から5か月、異例の早さでテレビ放送!(シネマトゥデイのニュース)

すごいですね~、気合い入りまくりの戦略。
公開開始2日後というのも、それなりのワケがあるのか、それともどうしても直前の枠は変更できなかったのか…(テレ朝の日曜洋画劇場の予定ラインナップは3月いっぱいまでしか出ていない)。
どちらにしても、PartⅠの時からギョーカイの常識を覆す戦術をいろいろ駆使していましたね。
本編前の日本独自の時代背景解説や特殊な字幕(人名や地名をたびたびルビつきで挿入)、
PanasonicDIGAとのタイアップ…
PartⅠは前段の解説のようなもので、本チャンの“赤壁の戦い”のシーンはPartⅡに凝縮されていますから、なんとしてでもPartⅠの観客をⅡに繋げたい。

実際、DVDもすでに3月11日に発売されました。これも異様な早さ。

レッドクリフ Part I スタンダード・エディション [DVD]レッドクリフ Part I スタンダード・エディション [DVD]
(2009/03/11)
トニー・レオン金城 武

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【小説レッドクリフ】も上下巻で発売されているのでした。

小説レッドクリフ(上)小説レッドクリフ(上・下)
(2008/10/02&2009/3/11)
カン・チャン (脚本)高里 椎奈

商品詳細を見る


が、monicalが予習用に読んでいるのはコレ。

三国志〈7の巻〉諸王の星三国志〈7の巻〉諸王の星
(2001/12)
北方 謙三

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どんなエピソードが呉宇森(ジョン・ウー)監督の独自のアイディアによるものなのかが、とてもよくわかります。
そっか、周瑜と孔明は映画ほど仲良しというわけではないのか・・・とか(笑)。
三国志若葉マークのmonicalは、読みながらいちいち梁朝偉(トニー・レオン)や金城武の顔を思い浮かべて楽しんでます。ごめんなさい、北方さん。

この7巻だけしか読んでいないのに、中ごろ、赤壁の戦いがあっさり終わってからはどうもその後読書スピードはダウンしています、へへ。
ただし、張豐毅(チャン・フォンイー):曹操が逃げ延びる部分は興味深く読みました。

PartⅠの時の予習はこちらでしました。とても有益だったなぁ。

周瑜―「赤壁の戦い」を勝利に導いた呉の知将 (PHP文庫)周瑜―「赤壁の戦い」を勝利に導いた呉の知将 (PHP文庫)
(2004/07)
菊池 道人

商品詳細を見る

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 『レッドクリフ PartII 』にサブタイトルがつきました。

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 『レッドクリフ PartII ─未来への最終決戦─』
となったそうです。
原題の《赤壁:決戰天下》にのっとった、ということでしょう。

監督:呉宇森(ジョン・ウー) 
出演:梁朝偉(トニー・レオン)、金城武、張豐毅(チャン・フォンイー)、
    張震(チャン・チェン)、趙薇(ヴィッキー・チャオ)
    胡軍(フー・ジュン)、中村獅童、林志玲(リン・チーリン)
配給:東宝東和/エイベックス・エンタテインメント 
2009/アメリカ・中国・日本・台湾・韓国/35mm/144分/シネスコサイズ/ドルビーデジタル
公式HP:http://www.redcliff.jp
日本公開:4月10日(金)

あら~、オフィシャルの写真を使おうと思ったら、
あまりにサイズが大きくて(編集できない)掲載できません(テクニック不足かな…)。
目指すものと同じ写真を南方都市報から見つけたのでモノクロに変換して借用。

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迫力の戦闘シーンがとても多いのですが、PartⅠでは少ししか登場しなかった趙薇(ヴィッキー・チャオ)が大車輪の活躍で、PartⅡでやっとセリフ付きで登場する(笑)佟大為(トン・ダーウェイ)とかなりホロリとさせてくれます。

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『レッドクリフ Part II』 初日決定!

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『レッドクリフ Part II』

4月10日(金)より日劇1・日劇3ほか全国拡大公開!

最新情報はこちら

香港では来年1月15日から公開が決定しています。旧正月映画ということですね。

あちらのポスター、いろいろバージョンがあるうちの一つがこれ。

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香港の映画館で予告編を観ましたが、すごーーーーーく面白そうでした




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『レッドクリフ PartⅠ』 吹替版

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今年の春、シネコン2か所に自宅最寄駅から1本で行ける、地下鉄の新線が開通しました。
片方のレディスデーは月曜日、もう片方が水曜日なのでホント、助かっています。ってあとン年もしたら、毎日1000円なんですが 。 
 
で、今日やっと『レッドクリフ PartⅠ』の劇場公開版を観てきました。
夏の完成披露試写会で観ただけだったので。
(東京国際は取材のバタバタで観られず)

試写会の時より「三国志」を知らない人にも理解できるような工夫がたくさんあると関係者に聞いていました。

それでもあの長尺で字幕を読むと、展開を知っているから寝てしまうかも~、と不安になって“吹き替え版”にしてみました。1日に2回だけやっていてラッキー。

いやー、吹き替え版、すごーく面白かったですー
情報量が多いし、何よりやっと俳優たちの演技や美術をまともにじっくり観賞できたし。
全般的に実物よりセリフに抑揚があって“時代劇だぞー”という感じ(笑)。
抑揚のおかげで、少し難しい言葉もなんとか耳に入ってきますし、キャラも際立ちます。
こんなに楽しんじゃって、いかに試写会では必死で字幕を読んでいたか、ということだわ(汗)。
だからまるで初めて観るみたいに楽しみ、乗り出し(笑)、またしてもあっという間に「PartⅡに続く」。

それにしてもタイトル前のドキュメンタリー番組の解説みたいな部分、
あれはたとえば欧米諸国でも入るものなのでしょうか。
それとも日本で独自で作ったのかな・・・
こういうスタイルの映画ばかり学生時代に観ていたら、もう少し歴史の成績が良かっただろうに(笑)。

さて、感想ですが・・・

世の中からほとんど聞こえてきませんが、以前にも言ったとおり、やはりmonicalは中村獅童に座布団1枚(以上)。さすが歌舞伎役者、体がふらつかないのがカッコいいですっ!
最初は役名もない特別出演だったのが、呉宇森(ジョン・ウー)監督が気に入って元海賊の武将に、というのをどこかで読みました。金城くんは中国語版も日本語吹替版も、似ても似つかない声でしたけれど、獅童くんは本人が吹き替えをしているので余計印象が良いのかも。

お客は30人強。ま、月曜の3時からだから仕方ありませんね。

同じ列に制服姿の女子高生三人組が座っていました。
「金城くん狙いか?」と思ってましたら、どうやら“声優”狙いみたいでした。なるほど、さすが吹替版。
しきりに「山ちゃん」を連発。梁朝偉(トニー・レオン)/周瑜の声をやってる山寺宏一さんのことみたいでした。
「そっか、彼は女子高生に“山ちゃん”って呼ばれるんだ~」
ひとつ賢くなったmonicalです(爆)。

冒頭の解説、人名と肩書き、地名の字幕が入って、吹替えだからほかの字幕はないし、ホント、とっても見やすかったです。まぁ、家でテレビ(地上波ゴールデンタイム)を見ている感覚に近いと言えば近いですけれど(笑)。

時間とお財布に余裕があったら、ぜひ再度吹替版にお出かけくださいまし。

予告編を観る限りでは、4月の後編は「いよいよ」って感じで待ちきれません~。
PartⅠの予告編より、よほど“そそる”作りになっていると思いました。

それにしても4月は遠い・・・・・・

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『レッドクリフ PartⅠ』 滑り出し絶好調!

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明日がNHKアジア・フィルム・フェスティバルの2本を見る日であることをすっかり忘れていました

なので明日締切の原稿を1本仕上げねばならず、 「あきおじゃんゆー」のテープ起こし、
ストップしています。すみません(monicalとオオカミ)。

てな時に、 『レッドクリフ PartⅠ』を配給しているエイベックスから報告が入りました。

<『レッドクリフ Part!)』11/1~11/3(3日間)興行成績>
◆上映館数:全国545館 
◆来場者数:825.064人 
◆興行収入:961.790.150円

<比較例>※いずれもエイベックス・エンタテインメント調べ
◆『HERO』 初日から3日間興行収入対比123%
◆『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
 初日から3日間(先行上映を除く)興行収入対比102%


これなら放っておいても大丈夫(爆)。
やっぱり12月公開の『エグザイル/絆』の伝道師にならなくっちゃぁああ!

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みんなの感想:『レッドクリフ PartⅠ』 

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公開初日の11月1日が“映画の日”だったこともあって、
特に大画面の劇場は大盛況だったらしいですね

三国志ファンを巻き込んで(というか、人数的には圧倒的にそちらがメジャーで、私たちアジア映画ファンはマイナーもいいとこ:笑)、あーだこーだのレビューがネット上にさぞたくさん寄せられることでしょう。

というわけで、当ブログでも皆さんの感想を募集します。

ただし誰でも読みやすい10行ぐらいでヨロシクお願いします。
語りつくせないのは重々承知ですが(笑)。

monical、来週には劇場で改めて観ようと思っておりますが(完成披露試写会より字幕ががだいぶわかりやすくなっているらしい)、とりあえず、日本語字幕初見の時の日記はこちらです。

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NHK-BS1アジアクロスロード 張震(チャン・チェン)が語る「レッドクリフ」

日本タイトル 「ら」行

今、BS1の放送を見終わりました。
今朝、新聞のテレビ欄で偶然見つけて(笑)。

耳で聴きながらPC乱打。我ながら裁判の速記係みたいな気分でしたー。

さすがNHKで、とても真面目なインタビュー。

全部合っていないと思いますが、乱れ打ちした採録は以下の通りです。

この作品は私に大きな喜びをもたらしてくれました。
撮影現場では毎日800人以上のスタッフが働いていて、それは経験したことのない規模でした。
ウー監督はハリウッドでの経験を持ちかえりこの作品の製作にあたりました。
スタッフもみな自分の一番いいところを出そうとしていたので、現場には常に厳粛な雰囲気が漂っていました。

孫権は大きな野望を抱きながら、周囲からのプレッシャーで実力を発揮できません。そういう状況は今の若者にもよくあることですし、私自身も孫権に似ている部分があると感じます。優柔不断な彼がもがき苦しむ姿を通して、皆に考えてもらいたいと思って演じました。

監督は役者にやりたいようにやらせてくれました。初日に金城武さんと共演するシーンではメイクも衣装もなしに現場に連れていかれて、まず簡単なリハーサルをやらされました。
私たちの演技を見てから初めて、監督は指示やアドバイスを与えてくれるんです。このように演じてくれ、とは言わないので、役者も先入観を持たずに役作りできます。
役者自身が役を感じながら役作りする・・・このようなやり方はとても面白いと感じました。
撮影を進めるうちに、監督が役者に求めていることが次第にわかるようになってきました。
役者自身が感じながら役を成長させていくことが大切なんだと教えられました。

トニー・レオンさんは私にとって見習うべき大先輩です。ずっと憧れてきたし、いつか彼のような役者になるのが夢です。時代劇も現代劇もコメディもアクションも、どんな役も演じられる彼は本当にすごいです。

この映画の中でも彼との共演シーンが多かったのですが、ある日彼が剣を振るシーンがあって、彼は「初めてだから難しい」と言っていたんですが、その様子は本当にすばらしかった。彼からは役者としての一種の精神性を学んだような気がします。

アジアという大きなくくりで物事をみること(撮影)は私には実に新鮮でした。互いによく理解し深くつきあうことが必要だと感じました。国の枠を超えることは今後ますます大切になるでしょう。
撮影現場ではやり方考え方が異なり摩擦もありましたが、目標は同じだから理解し合えたのです。その経験は私にとってとても大きな財産になりました。


取り急ぎご報告まで。

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スマスマ 爆笑

日本タイトル 「ら」行

いやぁ、ゆうべのSMAP×SMAPのビストロSMAP、面白かったですねー。
特に梁朝偉(トニー・レオン)のリアクション。
よーくよーく噛んでウッスラ笑って「おいしい」、これの連発。

何が爆笑したって、中居クンの「トニーさん、なんて質素な服装でしょう」発言。

「ずいぶんとカジュアル」とか、もう少し言いようがあったような気もしますが、
確かに“質素”という言葉(ほとんど死語)が似合うようなファッションでした。はは。

金城クンが暴露した「部屋にトロがあるからおいでよ」と誘われて驚いた、という話や、
カリーナ夫人には結婚指輪だけじゃなくいろいろプレゼントしている、という話で、
今更ながら、トニーはお金持ちであることを再認識。

だからますます“質素”話が大ウケ(笑)。

スマスマに出て新しいファンが爆発的に増えたのに、映画の興行成績の足しにはならなかったALさんの時と違って、
『レッドクリフ』はなんせ全国551スクリーン上映。←ヴァラエティ・アジアの記事より

大ヒットを祈願いたしましょう。
今後のアジア映画公開の道のためにも、今後ゾロゾロ公開予定の中国歴史&戦記ものが成功するためにも。

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