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♂ 「あ」行

【 ♂ 「あ」行 】 記事一覧

劉徳華UNFORGETTABLE演唱會1

♂ 「あ」行

26日夜、香港の友人の友人からチケットを譲ってもらって
香港コロシアム26列目(280ドル席)の高い所から
「劉徳華UNFORGETTABLE演唱会2010」を見てきました。
2007年末の「WONDERFULWORLD」以来です。
開始は20時35分の20分遅れ。
毎度のことながら、黄色い歓声は男>女(爆)
30周年記念コンサートということで
20年追いかけて?きた私も感無量でした。
衣装はヨージ・ヤマモト。ズボンの丈が全部短いw
ヘアスタイルは・・・七三いや、八二(はちに)分け(涙)しかも両サイド刈り上げ(号泣)
なぜあんなことになっちゃったのかしら~

それでも洒脱なMCと120%の大車輪パフォーマンスで
へんてこ頭もエクボfor me(爆)

1961年生まれですから49歳。
噂で聞いていた、ジャケットの前をはだけて
6つに割れた腹筋大サービスは
6つどころか20個ぐらいに割れているように見えたり。
実はちょっと郷ひろみと印象がだぶったりしました。

心の声「その年でそんなにまでしなくても・・・」(爆)

握手というよりハイタッチタイムあり、
20年前は当たり前でこの10年は習慣がなくなってしまった
ファンからの花束贈呈もありました。

若い頃多くの作品で母子を演じたディニー・イップが
貫禄の歌声を聴かせてくれ、
彼女のナマ歌を初めて聴いたので涙ちょちょぎれ。

3時間ピッタリで終了。
古懐かしい歌のアレンジを大幅に変更していて
多くはダンサブルに。
よくもまぁ、ステージをあれだけ所狭しと踊ったり走ったりするものです。
過去のコンサートよりバラードが少なかったような感じですが、気のせいかしら・・・

今夜は日本のファンの方々と同じエリアで鑑賞予定です。うふ。
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《Johnnie Walker Keep Walking DUO 陳奕迅2010演唱會》@香港コロシアム

♂ 「あ」行

22日の夜、いそいそと香港コロシアムへ。
陳奕迅(イーソン・チャン)はデビュー盤からの大ファンなんです。
コンサートは…5回目くらいでしょうか。

最近では俳優としても大活躍ですが、コンサートに行くと
「あぁ、やっぱりこの人は全身が音楽なんだ」と感動します。

歌がうまくてお茶目。
結婚して子供が出来ても、人気は衰えを知りません。
いつもコンサート会場で驚くのは他のスターより男性比率が高いこと。

人気では明らかにダントツで香港映画界のトップに君臨しています。

毎度、おかしな扮装(衣装という感じではない:笑)なんですが、そこがまた面白い。
そしてちっともマッチョでも引きしまってもいないのにすぐ脱ぎたがる悪い癖(爆)。
しかも自らドレッドモヒカンみたいなヘアはエクステンションであることを暴露。
そもそも「薄くなってるイーソン」で周知されているのですが(爆)

私が観た22日は「脱いでコール」にかろうじて抵抗していましたが
4月の最終日などはもしや・・・(笑)

席は舞台かぶりつきではありませんでしたので写真はそこそこですが
メインステージとほぼ同じ高さの13列目はとても見やすかったです。

途中でバンドメンバーの紹介(これをしない歌手がけっこう多い)、
アンコールではステージ下のスタッフにも感謝の意を伝えていました。
こういうところが好き~~(笑)
ちなみにドラムスは恭碩良(ジュン・コン)でした

歌えば聴かせ、話せば笑わせ、締まっていない割にはダンスは年々上手くなっているのが明らか。
monical、仕事(映画)を全部忘れて久々に燃えて踊りました(恥)。 
昔は立ち上がるなんてもってのほか(危険だから)だったのですが
今は野放しです(爆)。
monicalが多くの場合、香港のコンサートに一人で行くのは
その赤っ恥な姿を誰にも見られないためだったりするのでした

★100322陳奕迅紅館コンサート (5) ★100322陳奕迅紅館コンサート (6) ★100322陳奕迅紅館コンサート (11)

★100322陳奕迅紅館コンサート (16) ★100322陳奕迅紅館コンサート (22) ★100322陳奕迅紅館コンサート (28)

★100322陳奕迅紅館コンサート (33) ★100322陳奕迅紅館コンサート (36) ★100322陳奕迅紅館コンサート (46)

★100322陳奕迅紅館演唱會 ★IMG_5126 ★100322陳奕迅紅館演唱會 (2)

★100322紅館 (2) ★100322紅館 

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【祝!】 オキサイド・パン監督結婚

♂ 「あ」行

【2/2追記】 年内の結婚はつい先日、李心潔 (アンジェリカ・リー)本人も認めていましたが、「2月6日挙式説」はマスコミの勇み足報道のようです。お知らせくださったゲストさん、ありがとうございました 普段はウェディングドレスを着た写真が出てからしか記事にしないmonicalも勇み足でした(爆)。陳小春(ジョーダン・チャン)&應采兒(チェリー・イン)も控えています。

【昨夜エントリーした元記事】
   
2002年作品「THE EYE 【アイ】」(原題:見鬼)の時に熱愛が始まった(とうわさされる)彭順(オキサイド・パン)監督と李心潔 (アンジェリカ・リー)が2月6日に、心潔の故郷であるマレーシアで結婚式を挙げるそうです

2002「見鬼」での李心潔 &彭順

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爾冬陞(イー・トンシン)の告白

♂ 「あ」行

3月20日、香港國際電影節でワールドプレミア上映、
4月2日香港公開、5月1日日本公開というスケジュールの
『新宿インシデント(原題:新宿事件)

爾冬陞(イー・トンシン)監督が香港の雑誌のインタビューで答えた内容を新聞記事で見てびっくりしました。

私は生まれつき悲観的な人間で、怒りっぽいし、社会の不公平に不満を抱いている。

ショウ・ブラザーズ時代のことは思い出すと吐き気がする。
非常に官僚的なシステムで俳優はただの駒だった。


『新宿インシデント』の中国市場放棄は(ジャッキー・チェンと英皇電影のアルバート・ヨン総帥と)ものの15分で決めた。もちろんそれによる損失には心が痛む。

結婚制度に反対しているわけではないが、結婚で一生の愛を誓い合ったところで全うできるとは限らない。

『つきせぬ想い』の大ヒットで周囲の要求や期待が大きくなり『フル・スロットル~烈火戦車~』撮影時(95)には鬱病を患った。あの時の気持ちはうまく言えないが、何もかもがいっぺんに押し寄せた。完全主義者ゆえに何をやってもダメだと思ったり。自殺を考えた事もあった。撮影が終わってから兄(秦沛/チョン・プイ)に医者に連れていかれ、薬を処方された。


何が驚いたって、最後の『烈火戦車』の時はウツだった、という告白・・・。知りませんでした。

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王家衛(ウォン・カーウァイ) ハリウッドに本格進出

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梁朝偉(トニー・レオン)が李小龍(ブルース・リー)の師匠、葉問を演じる《一代宗師》のクランクイン(予定では6月)もまだなのに、トム・クルーズ、ブラピ、ニコール・キッドマン、S.スピルバーグ監督などを抱えるハリウッドの最大手マネジメント・オフィスと契約し本格的にハリウッド映画のプロデューサーとして活動を始めることが明らかになった王家衛(ウォン・カーウァイ)。

何やら、20世紀フォックスが製作する3本のアクション映画のプロデューサーを務めるらしいです。

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』で監督としては進出済み、それより何より、私達が把握しきれないほど、実際には数多くのCM撮影をアメリカで手掛けてきて、それらの実績をふまえたオファーのようです。
そんなことしてるから本ちゃんの映画撮影が延び延びになるんじゃないでしょうか(笑)。

本人、中国語映画を放棄する考えはないと語っているようですが、1本の作品を完成させるのにハリウッド映画並みに時間がかかる監督ですから、《一代宗師》の次の中国語映画がいったいいつになるのか、鬼も笑うのを忘れるって感じかも~~

かなうことなら『いますぐ抱きしめたい(原題:旺角卡門)』のリメイク、提案してくれないかしら~~(爆)。

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ウィンシャさん トークショー

♂ 「あ」行

大変遅くなりました。2月25日、『花の生涯~梅蘭芳~』舞台挨拶つきプレミア上映の真裏に(笑)、シネマート六本木で開催された『ブラッドブラザーズ -天堂口-』公開記念、 “レンズ越しに見た「ブラッドブラザーズ」の世界”トークショーのご報告です。会場にお越しいただいた皆さん、ありがとうございました。楽屋話も掲載しますので読んでね!

★L1070954

ウィンシャさんは、日本では『ブエノスアイレス』『花様年華』『2046』など、王家衛(ウォン・カーウァイ)監督の御用スチールカメラマンのような認識が強いと思いますが、もともとはグラフィック・デザインの勉強を香港とカナダでして最初はアメリカの会社で働いたデザイナーです。香港ではまずグループ、グラスホッパーの蔡一智(カルヴィン・チョイ)とラップ・ユニット軟硬天師の葛民輝(エリック・コット)&林海峰(ジャン・ラム)が作ったdouble-x workshopというデザイン事務所に籍を置くアーティストでした。
やがてそこから独立してShya-la-la workshop(Shyaはウィンシャさんのシャ。)という事務所を設立しました。90年代、香港のポップカルチャーを思いきり引っ張った会社のシャチョーさんだったわけです。当時のCDジャケットを見てみてください。ポップでオシャレなものは、ほとんどダブルエックスかシャララによるものです。

「そう、香港に戻った時はデザイナーの仕事をするつもりで帰国しました。
王家衛(ウォン・カーウァイ)監督との出会いで写真の仕事をするようになったんです。
最初は彼がプロデュースした日本のファッション・ブランド【TK】の広告写真でした」


monicalは昔、広告スタイリストをしていたこともあってその広告が記憶にありました。
「あー、菊池武男タケオ・キクチの広告ですね」と言ったらィンシャさん、マジ驚いちゃって(笑)。

「浅野忠信さんがモデルでした。
そこにカメラマンが4・5人呼ばれた。
監督はご存じのように、始めたらなかなか終わりません(笑)。
3日間、毎日20時間ぶっ通しみたいな仕事でしたから、他のカメラマンは居眠りをしたり途中で逃げ出したり。
結局最後まで起きていていちばん多くのカットを撮影した僕の写真が使われることになったわけです」


「それが縁で『ブエノスアイレス』のスチールを撮影することになったわけですが、
ウォン監督に限らず香港映画界ではスチールカメラマンの地位ははっきり言って高いとは言えません。
映画の現場でもスタッフには罵倒されるわ意地悪されるわで居場所がないんです。
でも僕はいい方法を思いつきました。スタッフにビールを差し入れする。
そうしたら場所を空けてくれるようになりました。
そうやって仕事をしていても監督が僕をどう思っているのかまるでわからなかったんですが、
ある日僕のアシスタントに監督が
「彼はスタッフにどんなに嫌がらせをされてもガンとして場所を動かないのが立派だ」
と言ったそうなんです。それを聞いて、あー、監督も認めてくれているんだ、と感激しました」


つまり監督はウィンシャさんの作品以前に、根性に惚れたってことなんだと思います。

梁朝偉(トニー・レオン)さんとウィンシャさんは辛抱強いという点が共通しているということですね」と言ったら
「まさしくその通り。」(笑)。

★L1070971 「もちろん映画のスチール撮影の場合は事前に脚本を読んでストーリーを把握しておく必要があるわけですが、
ほら、ウォン監督は脚本がないでしょう?
だから「どういうふうにしましょうか」と尋ねると、決まって一言しか返ってこないんです。
『花様年華』の時は「赤」のひとこと(場内爆笑)、
『2046』の時は「オペラ」のひとこと。
そのキーワードから自分なりにイメージを膨らませるわけです」


あ~、その現場の様子がなんだか目に浮かびます。思った通り(笑)。 

「アレクシー・タン監督の『ブラッドブラザーズ』の場合は脚本を読んで、60年代のノスタルジーを表現したいと思いました。
だからモノクロやセピアの世界をイメージしたんです。」


ちなみにトークショーの最後に抽選で選ばれた幸運な1名の来場者にプレゼントされた立派な『ブラッドブラザーズ』のフォトブックは、限定1000冊しか印刷されなかった非売品。その中の写真はモノクロやセピアカラーでした。

撮影現場の雰囲気というのはどんなものだったのでしょう。

「アレクシー・タン監督は以前からの親友。だから仕事をくれたんです。
スタッフもキャストも一流だったので素晴らしい現場でした。
キャストたちとすぐに仲良くなってしまったので、いざスチールを撮ると言ってもふざけてばかりでなかなか撮らせて貰えなかったんですが。
ファッション雑誌のモデルと俳優は、被写体としてまるで違います。
モデルはカメラの前では服をどう見せるか知っていますが、
俳優はそこにストーリーがないとダメみたいです。
それでも醸し出す独特の雰囲気が素晴らしいんです」


「自分が被写体になる時は、その場のライティングや光線を考えて、できるだけ陰影を作るように少し斜めに構えて痩せて見えるようにしています」(場内爆笑)

実はウィンシャさんは『恋するブラジャー大作戦(仮)』のスチールも担当したりしています。結構びっくり(笑)。

「いろんな監督の作品に関わりたいと思っているんですが、実際には全然依頼が来ません。
なぜなら、誰もが僕はウォン監督のお抱えカメラマンだと思って敬遠するんです」


はい、日本のファンもそう思っていました(爆)←monicalの心の声

トークショーも終わる時間が迫ってきたら、ウィンシャさん自ら上手にまとめてくれました(笑)。

「タン監督からの伝言です。
作品を観ては感じないと思いますが、大変な困難や苦労の末に出来上がった映画なので、皆さんに存分に楽しんでいただきたいです」


終わってから控え室で語ってくれた「苦労エピソード」には驚きました。
中国人エキストラたちにロケ弁を配ったら、食べるだけ食べて撮影前に全員がトンヅラした

で、これでフォトブック・プレゼントの抽選となりましたが、あまりに立派なフォトブックに
「なぜ売り物として作らなかったんですか?」と追及してしまったmonical(汗)。だって、本当に素晴らしい作品集なんだもの。しかも美男美女オンパレード(笑)。
そうしたらここでさらに貴重なお話が飛び出しました。

「いい写真がたくさん撮れたのでどうしても写真集にしたかったんですが、予算がとれなくて。
実はタン監督の弟がカジュアル・ブランドDIESELのCEO(!!!)なので、スポンサーになってくれと頼んでやっと実現しました。
でも1000部が精いっぱい。
出来あがったら関係者の奪い合いになって売るほど残らなかった(笑)、というのが本当のところです。
装丁はニューヨークのデザイナーに頼みました。
中もとても凝っているものだったので心配で、印刷所でずっと作業を見張っていました(笑)」


再び楽屋話ですが、
フォトブックをプレゼントするので、会場でサインをしてあげてください、と劇場スタッフに言われたウィンシャさん。
現物を見て腰を抜かすほど驚いていました(笑)。

「いったいどこから手に入れたんですか!!」

スタッフ、慌てて「監督から提供していただきました」

実はその写真集にはシリアルナンバーが入っていて末尾の数字が「(久と同じ音)」でした。
それを発見したウィンシャさん、
「なんだ、縁起のいい数字のものを監督が確保していたのか。僕に分けてくれればいいのに」

トークショーの前後には、とにかく小さなデジカメであちこちを撮りまくり。
写真で記録することが日記がわりなんだそうです。
写メもいちいち監督に送っていました。本当に仲良しなんですねー。
監督、「僕も行きたかった」とブツブツ言っていたんですって。

そうそう、「アレクシー・タン監督、漢字で書くと陳奕利。チャン(広東語)でもチェン(北京語)でもなくなぜタンなんですか?」と聞いてみました。
監督、フィリピン出身なんだそうです。なるほど~。たしかにシンガポール、マレーシアなど東南アジアの歌手や俳優に「タン」という苗字の人、たくさんいます。あれは福建語発音の“陳”だったんだと初めて知りました。

この夜、本編の後に上映された短編“A Forbidden Love Story”もタン監督の作品で、
弟さんの会社のブランド、DIESELの実験的プロモーション映像だったのでした。
リウ・イエが出演しています。
これもタン監督から素材が提供されたそうです。

監督についての情報がまるでなかったので、
monicalにとってもこのトークショーはとても貴重な体験でした。
ウィンシャさん、ありがとう!!

090225WingSha@cinemart Roppongi
中:ウィンシャ(夏永康)さん 右:通訳のアリソンさん(『エグザイル-男たちの絆-』以来です!)

控え室の照明が蛍光灯だったので陰影を作ることもできず、3人とも無防備にカメラにおさまっています。
※トークショーの写真はウィンシャさんからご提供いただきました。さすが記録魔(笑)

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黄秋生 こぼれ話 ②

♂ 「あ」行

やはり「こぼれ話」って人気ありますー(笑)。
こぼれ話① にたくさんの拍手をいただきありがとうございます

では予告どおり「いかに香港映画界がヘタレか」こぼれ話の始まりはじまり~

なにしろ正確なフィルモグラフィがわからないほど出演数が多い黄秋生(アンソニー・ウォン) です。いったい“主役デビュー”した作品は何なんでしょうか。(以下、M=monical、A=秋生さん)

M: あの、ガッツリ主演の最初の作品って「八仙飯店之人肉饅頭」じゃあないですよね?

A: 「む はーい(違うよ~)」 (と、引き続きいちいちオーバーアクション:笑)
   (monical持参のフィルモグラフィ一覧をしばーらく眺め回していちばん最初のを指さし)
   《花街時代》だよっ (力説) 
   当時は主演としてクレジットされていなかった。
   有名になったらいきなり“主演”さ。


M: 香港ってそういうこと多すぎません?

A: 「もうちょーっ(その通り) (だからぁ~ そんなに目をひんむかなくてもー) 

溶屍鬼VHS M: 例えばですね、
 《溶屍奇案》なんかは、
 (フランシス主演映画なのに) 
 香港と同じく日本でも
 『アンソニー・ウォン 溶屍鬼』
 ってタイトルで…

 A: (人の話を遮って) 
 香港映画界なんて、
目先の金儲けしか考えてないんだっ




M: 中国返還10周年記念映画みたいなので《老港正傳》というあなたの主演作品がありますけれど、あれってものすごい違和感でした。だって60年代のデモに始まって現在まで回想シーンがいろいろ入るのに、89年の天安門事件はスルー。中国資本で作られているから当然でしょうけれど、あーいう作品についてどう思いますっ?(monicalの方にお怒りモードが勃発)

A: “六四(天安門)”に限らないよ。(中国の資本で撮影すると)そんなことだらけだ。そもそもあの作品は最初のタイトルは《老左正傳》だった。つまり60年代に左派だった香港に暮らす一家が、その信念のために一生を棒にふった、という話なわけだよ。タイトルから“左”をはずせ、国旗を使うな、国家を歌うな、天安門事件に触れるな。結局、映画を製作すること自体にいい顔をしなくなった。だから出来上がったものは最初の目的から遠く離れて、1人の頭の固い香港人の家族の話になり下がったんだ

(monical心の声:そんな脚本、中国がOKするはずないじゃあないっすか・・・ねぇ

M: 香港から監督や俳優が来日してそういう話をきいてもオブラートに包んだ答ばかりなんですよ。

A: わざと曖昧に答えてるんじゃないだろ。ちゃんと答えられるだけの学がないアホばかりなんだ。  

M: そんな中で反骨精神を持った俳優や監督っています?

A: 邱禮濤(ハーマン・ヤウ)(即答)。『人肉饅頭』のね。

M: 最近新作が出ましたよね。

A: そう、《我不賣身,我賣子宮(子宮は売るけど子宮は売らない)》だろ? (すみません、思い込みで訳がひっくり返っていました)
   僕も出てる。とてもいい作品だよ。是非撮れって僕が勧めたんだ。


M: ハーマンさんの最近の作品、いいですよね~。香港のお話ばかりで好きです~。

A: もう年も年だから、これからは自分らしい作品を撮ったほうがいいって言ったんだ。
   彼はとても穏やかな性格でね。乱暴者の僕とはまるで違うわけ。


M: つまり監督は穏やかだけれども、芯には強烈な反骨精神があるということですね?

A: もうちょーーーーーっ

(いつになったら穏やかに話を・・・笑)

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黄秋生 こぼれ話 ①

♂ 「あ」行

お待たせいたしました。

フィルメックスの合間に、先日来日した黄秋生(アンソニー・ウォン) のインタビューこぼれ話を少しずつお届けします。

雑誌に書けないようなことをここに書いたら、元も子もないような気がしなくもないのですけれど(爆)。

ただ、monicalはわずか二日間の間に触れた彼の人となりにとっても興味を持ったので、それを皆さんと共有できればと思うわけです。

秋生さんと同じくらい口の悪いmonicalですが、それはひとえに秋生さんと同じくらい香港映画を愛しているからであります。

【エピソード1】

さて、『エグザイル/絆』について、どうしても確認したいことがありました。本来ならば監督に聞くべきことなのですが、今回は来日がかなわなかったので仕方ありません。逆にその疑問をぶつけて秋生さんならどう答えるか、実はこれも興味津津でした。

この作品は“脚本どころか物語すらないまま撮影に入った”ことになっています。
でも、いちおう脚本家の名前がクレジットされています。しかも2人も。
これってどういうことなのでしょうか。

この質問に対する彼の反応には、マジ、仰天モノでした(笑)。

脚本家だって? そんなのいないよ。

でもほら、プレスシートにも書いてありますし・・・

どれどれ? 誰だ、こいつ…
あ~~、あの“れんちゃい(イケメン)”どもか?
 (チャラチャラした奴という意味?)

名前は何だって?
(プレスシートを見て)ふーん、こういう名前なんだ。今初めて知ったよ。
(監督が人の名前を覚えない、よく間違えるって暴露していた割には…爆)

あの「できない奴」か?監督にセリフを考えとけと言われても、ひとことたりとも考え出せなかったアホな奴だよ。次はどうするんだ、と聞かれても「あー、うー」と言うばかりで、ひとっつも脚本なんか書いてない。

ファンミの寸劇で呉鎮宇(フランシス・ン)が演じたのは、彼らだったんでしょうか?

あれはまた別の人間のマネだと思うよ。
(monical思うに、游乃海(ヤウ・ナイホイ)あたりではないかと)

とにかく大々的にクレジットするような仕事はなーーーんにもしてない出来ない奴らだ。
(そんなに何度も言わなくても…と心の中でおびえるワタシ)

********************************************************

眼をひんむいて(笑)大声で大げさに反応するので(しかもかなりのお怒りモード)、monical内心「しまった、最初の質問で私はもしや大失敗を…」と汗をかいたのでした。

が、次第にあちらもmonicalのテイストを理解してくれたようで(笑)、話は全然『エグザイル』とは関係ない方に発展してしまいました。キネ旬の文字数が多くなかったので胸をなで下ろしました。はは。

次回は「いかに香港映画界がヘタレか」ということで盛り上がった模様など(笑)。

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中国がんばれ のロゴ

♂ 「あ」行

聖火は香港からマカオに渡りました。
引き継ぎ役は楊千嬅(ミリアム・ヨン)。
香港からは唯一の参加スターで、娘の雄姿?を一目見たいと
ご両親も駆け付けたそうですが、可哀相に見ることができなかったらしいです。
120人の聖火ランナーの中には、もちろん“カジオ王”、何鴻燊(スタンレー・ホー)さんも。

さて、monicalが勝手に注目していた「赤い服」キャンペーンは、
少なくとも97年7月1日の「中国服キャンペーン」よりはずっと浸透し
香港聖火リレーの沿道は、日本で流れるニュース映像を見る限りは
結構な人々が赤を着用していました。
それが香港人なのか中国から応援に来た観光客なのかは
テレビじゃ全然わかりませんでしたけれど(笑)

一般配布されたという赤いTシャツの胸のロゴ
あ、この筆跡はもしや・・・・とずっと気になっておりまして…。
調べたらやっぱり劉徳華(アンディ・ラウ)によるものでした~。
 andylau.comの掲載ページ

そういや、数年前の香港國際電影節の看板や旗も、彼の書によるもので
町のあちこちで見かけたものでした。

ちなみにアンディ以外のスター・ランナーには、コカ・コーラやサムスンやレノボといった
北京五輪公式スポンサーがついていた(どんなバックアップかは不明)があったのに
なぜかアンディだけは何もなしだったそうです。
芸能人だけど公人(お役所)寄りな印象でちょっとフクザツ(笑)。

成龍(ジャッキー・チェン)は、香港ではなく中国で走るそうです。そっかー・・・。
(ふたたびフクザツ:笑)

それで蛇足ですが、
オリンピックのお陰で思わぬ危機的状況に陥っているのが香港映画界。

今ほとんどの香港映画は中国の出資も受けているので
脚本の段階から中国の審査を受けるわけですが
中国全土が120%オリンピックで頭いっぱいだもので
完全に審査作業がストップし、
思いっきり待たされている作品がゴロゴロなんだそうです。

まぁ、それくらい事前に予測はついたんじゃ?という気がしなくもありませんが。

どうせ中国国内のロケもオリンピック終わるまではNGに違いありませんし
当分、新作情報は“絵にかいたモチ”ではないでしょうか。
そういえば、古天樂(ルイス・クー)の主演が濃厚と噂されている《家有喜事2009》(Part1の邦題は「ハッピー・ブラザー」)もクランクインは9月という記事がありましたっけ。

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陳冠希(エディソン・チャン)最後の作品は《神槍手》?

♂ 「あ」行

んーーーー。
香港のニュースは、2日の沈殿霞(リディア・サム)/肥肥/肥姐のお別れの会(香港コロシアム)が殆どです。困りました(笑)。

さて、もうクランクアップ済み、先日香港芸能界からの引退を表明した陳冠希(エディソン・チャン)の出演映画《神槍手(スナイパー)》の動向が注目されていましたが、今日の報道では、当初公開予定の3/29が5月に延期になったものの、製作の寰亞(メディア・アジア)は、そのまま上映する意向のようです。

監督:林超賢(ダンテ・ラム)
出演:黄曉明(ホァン・シャオミン) 任賢齊(リッチー・レン) 
    陳冠希(エディソン・チャン) 林保怡(ボーイ・ラム)


さて、日本の配給会社は興味を持つかな・・・

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