『忍者(原題:終極忍者)』 3/31公開
【 日本タイトル 「な」行】


今年の香港国際映画際で特集が組まれる邱禮濤(ハーマン・ヤウ)監督の2004年の作品『忍者』の最終試写にギリギリですべりこみ。

3月31日より銀座シネパトス他 全国順次ロードショー
あは~、ハーマン・ワールド(エキセントリックってこと)全開でした。好みは分かれるところでしょう。忍者ですよ、忍者(笑)。しかも甲賀忍者VS伊賀忍者(追記:シリアス作品です)。そんな題材を香港映画で見るなんてー(日本・香港・中国の合作 日本のアートポート制作)。
ふれこみでは格闘技家の魔裟斗の初主演映画ってなっているんですが、物語の主役は黄子華(ウォン・ジーワー)です。ん?それ誰?という方もいらっしゃるでしょう。日本での知名度は今三ですから(笑)。monicalが知る今までの作品の中では、いちばん“イイ男”に映ってました。他に『カンフーハッスル』の黄聖依(ホァン・シェンイー)、古い香港映画ファンなら誰でも知ってる李子雄(ウェイス・リー/レイ・チーホン)と高雄(エディ・コー)。今年ミス・ユニバースの日本代表になったという白田久子。日本人キャスト2人は広東語の吹き替えです。ニッポンの忍者だけど(笑)。





もともとmonicalはハーマンさんの作品があまり得意ではありません。なぜならコワイ映画をたくさん撮っている人だからです。でもカメラマン出身なので、カメラワークやインサートショット、色使いはアーティストとしての美学を感じることも。その(コワイけれどキレイ)最たるものは黄秋生(アンソニー・ウォン)に影帝(最優秀主演男優賞)をもたらした『八仙飯店之人肉饅頭』

もちろん大好きな作品もあります。
邱禮濤(ハーマン・ヤウ)監督のFilmographyは以下のとおり。全部観たわけじゃありませんが、


1990 インファナル・デイズ 逆転人生(中環英雄)

1992 新・愛と復讐の挽歌/ラヴ&デス(飛虎精英之人間有情)
1993 八仙飯店之人肉饅頭(八仙飯店之人肉叉燒包)

的士判官
新・愛と復讐の挽歌/殺しの掟(太子傳說)

1994 初生之犢
山雞變鳳凰
1995 公僕II
1996 黃金島歷險記
欲望の街・外伝/ロンリーウルフ(洪興仔之江湖大風暴)
驚變
エボラ・シンドローム/悪魔の殺人ウィルス(伊波拉病毒)
ビビアン・スーの パイレーツの逆襲(超級中國龍)
1997 奪舍
陰陽路之我在你左右
陰陽路
1998 陰陽路 III之升棺發財
1999 四人幫之錢唔夠洗
夜叉
陰陽路五之一見發財
陰陽路6之凶週刊
愛は波の彼方に(愛情夢幻號)

2001 等候董建華發落

恋のQピッド(老夫子2001)

幽霊刑事(七號差館)
2003 給他們一個機會
男上女下
2005 私の中に誰かがいる(疑心疑鬼)
2006 半醉人間
戰神再現
白道
2007 性工作者十日談
[製作中]人在江湖


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「情人知己」、長いこと見てませんー。なつかしい!子華さんのDayoという英語名の読み方がいまだにわかりません(汗)。喜劇の演技の中にペーソスがある、実際の本人はすごく気難しいんだろうなぁと勝手に感じてます(笑)。
まだ若造だったトニー・レオンとがっぷり組んだバディ・ムービー「情人知己」(93)が結構好きでした、チンピラ役の子華さん、同作の脚本も書き元々は自分の企画で制作会社に売り込んでいたそうで。テディ・チャン陳徳森監督が彼の才能を評価してメガホンを取ったんですよね。
04年の金像奨司会者も子華さんでした。スタンダップ・コメディアンとしての子華さんも楽しそうだったけど、いかんせん早口で広東語が聞き取れない…_| ̄|○。
苦手な作品も観ないと、香港映画の全体像は見えてこない、ということで(笑)。もし1週間で上映終ったとしても(最低2週間はあるんじゃ・・・)、きっとすぐDVDになる予感(爆)。
3月末から10日ほど香港へ行きますが、帰ってから見られるかどうかがすごく心配(笑)。いくらなんでも上映1週間って事はないですよね。帰って来たらすぐ見に行かなくちゃ…。
そうなんですよ!魔裟斗も出番は多いですが、なにしろ「無口な役」だから目立ちません(爆)。アクションも全部自分でやってはいないし。子華はミュージシャンの役で、ものすごく若く見えます。シリアスだとこんなにいい男だったっけ?ってちょっと嬉しかった。くどいですが、作品には好き嫌いがあると思います。
子華が主役の映画って久々ですよね~しかも「イイ男」ですか!ワクワク(^O^)